英国防省は、未だ試作の段階である地対空レーザー砲「ドラゴンファイア」を、ウクライナ軍に供給することに決めた。
https://st2019.site/?p=22019
『Svetlana Shcherbak 記者による2024-4-13記事「The UK Prepares for Combat Experiment, Plans Transfer of DragonFire Laser Weapon to Ukraine」。
英国防省は、未だ試作の段階である地対空レーザー砲「ドラゴンファイア」を、ウクライナ軍に供給することに決めた。『テレグラフ』紙の報道。
英海軍はこれを2027年に軍艦に搭載する計画である。しかしウクライナ軍にはすぐに使わせる。
グラント・シャップス国防大臣は吼えた。いままでの兵器開発はペースが遅すぎるんだよ。10年がかりで新兵器を開発してたら、この時代には、誰も生き残れん。タイム・フレームに革命を起こせ。兵器開発の世界では、開発の遅さ=巨億の国防予算の無駄 だと自覚せよ。
1.5キロワットのレーザー銃×37個によって空中の1点にフォーカスすることにより、55kwの対空レーザー砲となる。
だいたい50キロワット以上あれば、そのレーザー光の照射で、飛翔体の金属表面を焼き破ることができる。
有効レンジは非公開だが、金属表面が摂氏3000度のプラズマ状態と化し、穴が開く。航空機の胴体も、搭載兵装の外殻も、数秒にして、焼き切られる。
使用する光の波長は、1ミクロンである。赤外線に近いので、人の目では光束は見えない。
これを「1発」発射するのにかかるコストは、10ポンドで済む。
まともな艦対空ミサイルが1発100万ドルするのとは、比較にもならず、安い。
多数の特攻ドローンが一斉に襲来したようなとき、SAMではとうてい、対処はできない。レーザーしかないのである。』