こんかい、IRGC(イラン革命防衛隊)はあきらかに、イスラエルの南部にある「Nevatim」空軍基地をメインのターゲットにしていた。
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『Emanuel Fabian 記者による2024-4-15記事「How Israel foiled Iran’s ballistic missiles as they headed to an F-35 airbase」。
こんかい、IRGC(イラン革命防衛隊)はあきらかに、イスラエルの南部にある「Nevatim」空軍基地をメインのターゲットにしていた。そこはF-35の常駐飛行場なのである。
IDFによれば、4-14の大空襲で、イランは自爆ドローン×170機、巡航ミサイル×30発、弾道ミサイル×120発を飛ばしたものの、その99%は途中でインターセプトされたという。
※これだけの数量の目立つ兵器をシリアやイラク領内で事前に展開する必要があったから、ハマス奇襲の時のようにはその準備作業を秘匿することは不可能で、各国は、十分に備えることができた。この制約は、おそらくは「台湾有事」の直前でも、あてはまる。ということは、ぎゃくに、中共軍は、空軍とミサイル部隊(火箭軍)を一切動かさないでおいて、開戦奇襲の第一撃を、いきなり「歩兵」だけにやらせたならば、ハマス奇襲のように台湾を攻略してしまえるかもしれないわけだ。
イスラエルの国境外では、米、英、ヨルダン、フランスの部隊も、インターセプトに加勢した。
ドローンは低速なので、イスラエル国内の目標に到達するまでに、えんえんと数時間も飛行する必要があった。
巡航ミサイルでも、最低で1時間も飛翔する必要があった。
弾道弾だけは、発射して10分間でイスラエル領内に達した。
さすがに弾道弾のすべてを迎撃することは、IDFにはできなかったようだ。時刻は現地の日曜日の未明だった。
IDFいわく、弾道ミサイルは120発、飛来した。その多くを、ABMの「アロー3」が、敵弾道弾が大気圏外にある段階で、撃破したという。
※アロー3もしくは敵の弾道ミサイルの弾頭が宇宙空間で爆発した様子を地上から撮影したと思われるビデオがSNSに投稿されている。まるで尺玉の「花火」が開いたように真円が拡がる。
ネゲヴ砂漠では、住民のベドウィンの少女が、降ってきたデブリで負傷した。弾道弾は、迎撃に成功したとしても、その残骸のすべてはイスラエル領土上に降り注ぐのである。だから空襲警報サイレンを鳴らして、住民が戸外でウロウロしないように注意喚起していた。
ネゲヴ砂漠の東部が集中的に狙われた。そこに「Nevatim」空軍基地もあるのだ。
他には、エルサレムと、ヨルダン西岸、そしてゴラン高原が。
Nevatim基地には、少数発の弾道弾が、ABMをかいくぐって、着弾した。しかし損害は軽微で、飛行場は通常通りに機能しているという。
ミサイル空襲が始まる数時間前に、所在のイスラエル空軍機は、離陸してどこかへ去ったという。空中疎開したのだ。だから地上でやられた軍用機は、無い模様。
イランは、ネヴァティム空軍基地の「F-35i」をどうしても破壊したかったのだろう。』