韓国総選挙 投票続く 「保守系与党」「革新系野党」第1党は?

韓国総選挙 投票続く 「保守系与党」「革新系野党」第1党は?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240410/k10014417711000.html

 ※ 今日は、こんな所で…。

『2024年4月10日 15時11分

韓国の総選挙は10日、投票が行われています。ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権発足以降、国会で少数の保守系与党が政権を支える中、与党と革新系野党のどちらが第1党になるのかが焦点です。

4年に1度行われる韓国の総選挙は、小選挙区と比例代表合わせて300議席をめぐって争われ、10日朝から1万4000か所余りの投票所で投票が行われています。

韓国の選挙管理委員会によりますと、午前11時の投票率は14.5%で、前回4年前より0.8ポイント低くなっています。

選挙戦は、少数与党から脱して安定した政権運営を支えたい保守系の国民の力と、政権を審判すべきだと主張し前回に続く勝利を目指す革新系の野党・共に民主党の2大政党を軸に展開されました。

今回の選挙は、ユン・ソンニョル政権の中間評価とも位置づけられ、与党と野党のどちらが第1党になるのかが焦点です。

一方、選挙戦では与野党で非難の応酬が続き、少子化対策や物価高への対応などで政策について議論が深まらなかったと指摘されています。

投票を終えた20代の女性は「大切な1票を未来のための政策に反映してほしい。若者のために実効性のある政策を政治には望む」と話していました。

また、70代の女性は「選挙を通じて社会的な弱者が安心して暮らせる社会になればと思う」と話していました。

投票は午後6時に締め切られて即日開票され、11日未明には大勢が判明する見通しです。

【解説】最新の情勢は

【ソウル 大谷暁記者解説 (10日午前7時すぎ)】

韓国のメディア各社は、独自に与野党の獲得議席数の予測を伝えていて、おおむね最大野党の「共に民主党」が少数与党の「国民の力」よりも優勢だと報じています。

先週行われた期日前投票では、総選挙としては過去最高の投票率を記録し、関心は高いと言えると思います。

ソウル市内の投票所でも、投票開始時刻の午前6時から有権者が次々と訪れて1票を投じています。

ただ、それとは裏腹に、各党の間で政策論争が深まったとは言いがたい13日間の選挙戦だったとも感じます。

韓国では去年の出生率が過去最低を更新し、待ったなしの少子化対策が求められているほか、格差の拡大や物価高への対応など国内の課題は山積しています。

そうした中、ユン大統領の5年の任期中、最初で最後の総選挙での建設的な論戦を期待していたんですが、相手陣営への誹謗中傷ばかりが目立ったという印象です。

【解説】選挙結果が日韓関係に与える影響は?

来月で残る任期が3年となるユン大統領の政権運営にとって、追い風に転じるのか、それとも逆風が続くのかが決まる分岐点になります。

メディア各社が伝えているように、ユン政権を支える与党が国会の主導権を握ることができなければ、政策を進めようとしても、選挙前と同様に野党の強い抵抗に直面することが予想されます。

一方、大統領の権限が強い外交面では、アメリカとの同盟関係を重視し、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮に厳しく臨むユン大統領の姿勢は今後も揺るがないとみられます。

積極的に取り組んできた日本との関係改善についても、韓国の専門家は「ユン大統領の対日外交は信念に基づいて行われている」と指摘していて、選挙結果が日韓関係に与える影響は限定的だという見方が大勢です。』