ギリシャ文字の読み方

ギリシャ文字の読み方
https://bellcurve.jp/statistics/course/1547.html

 ※ 今日は、こんな所で…。

 ※ 統計学とか、データサイエンスなんか、ちょっと勉強しようとすると、やたら「ギリシャ文字」なるものが出て来て、閉口する…。

 ※ まず、読めんしな…。

 ※ 一番紛らわしいのは、「カイ」だ…。

 ※ 「χ」、これ、アルファベットのX じゃ無いんだぜ…。

 ※ まあ、気にせず「代用している」ケースも、あるようだが…。

 ※ あと、「ν」(ニュー)か…。

 ※ v(ブイ)と、どう違うのか分からん…。

 ※ まあ、「文脈」で判断するんだろう…。

 ※ 一覧載せてる記事に当たったんで、貼っておく…。

『統計学の書籍や論文には必ずといってよいほどギリシャ文字が使われています。しかし、いきなり登場されると読み方がわからず、そこで勉強がストップしてしまう恐れがあります。

下の表はギリシャ文字の読み方と、一般的な統計記号としての意味の一覧です。統計記号の使い方については今後おいおい登場すると思いますので、勉強をしていて読み方の分からないギリシャ文字が出てきたら、この表を見て確認してみてください。

なお、下表の中で特に記載のないものは、多くの場合ギリシャ文字の「小文字」を使います。

大文字 小文字 読み方 一般的な意味

Α α アルファ 第1種の過誤の確率、有意水準、回帰モデルの切片、クロンバックのアルファ

Β β ベータ ベータ関数(大文字)、第2種の過誤の確率、偏回帰係数

Γ γ ガンマ ガンマ関数(大文字)、グッドマン=クラスカルのガンマ

Δ δ デルタ 変化量(大文字)、差、変化量

Ε ε イプシロン 回帰モデルの誤差項

Ζ ζ ツェータ

Η η イータ、エータ 相関比(

Θ θ シータ 母数、定数、推定値

Ι ι イオタ

Κ κ カッパ コーエンのカッパ係数

Λ λ ラムダ ウィルクスのラムダ(大文字)、グッドマン=クラスカルのラムダ、
ポアソン分布のパラメータ、固有値

Μ μ ミュー 母平均

Ν ν ニュー 自由度

Ξ ξ グザイ

Ο ο オミクロン

Π π パイ 総乗(大文字)、円周率

Ρ ρ ロー 相関係数

Σ σ シグマ 総和(大文字)、母分散(
)、母標準偏差、分散共分散行列

Τ τ タウ ケンドールのタウ、グッドマン=クラスカルのタウ

Υ υ ウプシロン

Φ φ ファイ、ファー 自由度、ファイ係数

Χ χ カイ カイ二乗分布の検定統計量(

Ψ ψ プサイ、プシー 対比(多重比較)

Ω ω オメガ 根元事象、全事象

文字の上に「
」(ハットまたはカレットと読みます)が付いている場合、「推定量」であることを意味します。例えば「

」は、「ベータハット」と読みます。ハットがついていてもちがう言語の文字というわけではないので、安心してください。 』