2機のF/A-18 スーパーホーネットから4発の「LRASM」を同時発射する訓練が実施され、…。

2機のF/A-18 スーパーホーネットから4発の「LRASM」を同時発射する訓練が実施され、…。
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『Joseph Trevithick 記者による2024-4-4記事「Four Stealthy AGM-158C Long-Range Anti-Ship Missiles Flew Together In “Historic” Test」。

    2機のF/A-18 スーパーホーネットから4発の「LRASM」を同時発射する訓練が実施され、すべてうまく行ったという。

 テストの場所と日時については非公開である。
 しかし対支の実戦をシミュレートしたことは疑いもない。

 げんざい、米海軍の保有機で、LRASMを発射できるのは、スパホだけ。「P-8A」からも発射できるように、改修工事がすすめられているところが、とうぶんは、それは仕上がらない。

 米空軍は、B-1BからLRASMを発射できる。F-35は、機内弾倉にこのサイズの巡航ミサイルは入らないので、無理に運用させようとするなら、機外吊下とするしかない。
 メーカーのロックマートと米海軍は、LRASMを軍艦の「マーク41」VLSからも発射できるんですよ、と議会にアピールしている(実験は既に成功)。

 LRASMには、いまのところ、2つの型がある。
 AGM-158Cは、「C-1」とか、「LRASM 1.1」とも称される。これが今、配備済みの型である。

 もうひとつの型は、開発中のもので、「C-3」とか「LRASM-ER(エクステンデト・レンジ)」と呼ばれる。

 どちらもステルス性の高い対艦巡航ミサイルである。

 そもそもLRASMは、空対地スタンドオフミサイルの「JASSM」を進化させたもので、機体のコア部分はJASSMと類似している。

 「C-1」の航続距離は、200浬から300浬のあいだである、としか公表されていない。すなわちそれはJASSMと同じだ。

 LRASMは、飛行中に、みずからESMによって敵艦の出すレーダー波をキャッチし、それらのレーダー波によって最も探知がされ難くなるような、最適のアプローチ針路を、じぶんで案出して突っ込む。

 敵空母が、最初は電波封止をしていたが、とちゅうから我慢できなくなってレーダーを稼動させたような場合、飛翔しながらそれを察して、すぐにそっちに目標を変えて突っ込む、という自律判断まで、できてしまう。

 敵艦が見通せる位置まで近づくと、赤外線イメージ照合が始まり、敵空母や敵駆逐艦の最も脆弱な箇所をピンポイントで直撃する。

 いま開発中の「C-3」は、レンジが伸びる。おそらく「AGM-158B JASSM-ER」と同じ、600浬くらいになるだろう。

 米海軍は、「C-3」を2026年のなかばから、F/A-18 スーパーホーネットに運用させるつもりである。これは米海軍が出しているFY2025予算要求から推定できる。

 2030年までに米海軍と米空軍は、1000発以上のLRASMを調達するつもりだ。』