DSMACは「Digital Scene Matching Area Correlation」の略号で、…。
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『Defense Express の2024-4-3記事「The Ultimate Advantage of Ukrainian Long-Range Kamikaze Drones Revealed」。
DSMACは「Digital Scene Matching Area Correlation」の略号で、1980年代にトマホーク巡航ミサイルのために開発された、地形照合航法システム。
ただし90年代まではメモリーチップの容量が小さかったから、限られたキーポイントの地形・地物についてのみ、限られたマッピング情報を、発射前に仕込んでおけるだけだった。
今日ではメモリー容量はいくらでも大きくできる。DSMACの地図ライブラリの中に、戦域の全詳細地図を仕込んでしまうこともできる。ミサイルやドローンは、それを頼りに自力で自己位置の把握が可能なのだ。これを利用することで、露軍のGPSスプーフィングの努力は意味をなさなくなる。カリニングラードのアンテナからは、バルト海全域の民航旅客機を危険に晒す妨害電波が発射され続けているが。
巡航ミサイルの終末自律誘導は、今日では、「イメージ照合」を使うことが多い。「ストーム・シャドウ」はこれを使って、ドライドック内の敵潜水艦に正確に突入できたのである。
メモリーチップの性能がよくなったから、標的とする敵艦のイメージをライブラリとして載せておける。それを、ミサイルのカメラからの映像と照合する。これも一種のAIだ。
ロシア西部の精油所の蒸留塔の高いところを、ウクライナの長距離自爆ドローンが2機、たてつづけに直撃するビデオが地上から撮影されている。終末誘導をDSMACの簡易版に実行させることにより、安価なドローンが、大きな仕事をやってくれるようになったのだ。
※片道特攻の長距離ドローンが、良導体の「紐」を点々と撒布しながら、延々と敵国内の高圧送電線に沿って飛び、毎日、モスクワ周辺の数十ヶ所に停電を起させ続けることは、DSMAC以前の技術しか使えなかったとしても、雑作が無いはずである。
これなら「大量破壊兵器だ」とか「無差別爆撃だ」とか第三者からくだらないクレームをつけられることもない。而して敵国に与えるダメージは深甚だ。開戦から2年も経っているのに、いまだにこの策を実行できないウクライナ人は、現代のネアンデルタール人と呼ばれても仕方あるまい。』