沖縄に津波注意報 台湾付近でM7級「逆断層型」地震

沖縄に津波注意報 台湾付近でM7級「逆断層型」地震
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE030Z50T00C24A4000000/

『2024年4月3日 9:10 (2024年4月3日 11:02更新)

気象庁によると3日午前8時58分ごろ、台湾付近を震源とする地震が発生し、沖縄県与那国島で震度4を観測した。同庁は同日午前9時すぎ、沖縄本島、宮古島・八重山地方に津波警報を出し、午前10時40分に津波注意報に切り替えた。1週間ほど同程度の地震に注意するように呼びかけている。

予想される津波の高さは沖縄本島、宮古島・八重山地方でいずれも1メートルとしている。気象庁によると3日午前、与那国島久部良で最大30センチ、宮古島平良と石垣島石垣港で最大20センチの津波を観測した。

同庁によると、震源の深さは約23キロ、地震の規模はマグニチュード(M)7.7。当初推定のM7.5から更新した。断層が圧縮されて上下にずれる逆断層型地震とみられる。

各地の主な震度は震度4=沖縄県与那国町▽震度3=石垣市、竹富町など。

那覇空港事務所によると津波警報の発令を受け、那覇空港では民間機の離着陸を見合わせた。沿岸部にあるため、利用客らをターミナルビル3階以上に避難させた。

首相官邸は沖縄地方への津波警報を受け、官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。

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