中国軍、ミャンマー国境で陸空演習 停戦合意の順守迫る

中国軍、ミャンマー国境で陸空演習 停戦合意の順守迫る
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0245A0S4A400C2000000/

『2024年4月2日 15:52

【北京=田島如生】中国軍で南方を管轄する南部戦区は2日、中国とミャンマー国境の中国側で陸空合同の実弾軍事演習を始めた。衝突を続けるミャンマー国軍と少数民族武装勢力の双方に、1月の停戦合意を順守するよう迫るためだ。

部隊の機動的な展開や制空権の確保、目標物の破壊、陸空の共同攻撃を3日まで訓練する。南部戦区の田軍里報道官は「部隊はあらゆる緊急事態に即応し、国家の主権や国境の安定、国民の生命・財産の安…

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。』

『ミャンマー国軍と少数民族武装勢力は2023年10月以降、北東部の中国国境近くなどで衝突してきた。中国は国軍と3つの武装勢力による和平協議を雲南省昆明などで仲介し、24年1月に国軍と3勢力が正式な停戦合意に達したと発表した。

その後も戦闘は収まらず、周辺地域の住民らに被害が出ていた。中国軍は軍事演習を通じて双方を威圧し、停戦合意を順守するよう促す。衝突が国境近くの中国側に飛び火するのを防ぐ狙いもある。』

『ミャンマー国営紙によると、中国外務省の鄧錫軍・アジア問題特使は1日にミャンマーの首都ネピドーを訪問した。同国の軍事政権トップ、ミンアウンフライン国軍総司令官らと会談し、国軍と武装勢力の和平協議について話し合った。

中国軍の南部戦区は23年11月にもミャンマーとの国境付近で実弾演習をした。陸上部隊の機動力や国境の封鎖、実弾を使った打撃能力を検証した。

同月には中国海軍の艦船3隻がミャンマーの最大都市ヤンゴン郊外に入港し、ミャンマー海軍との合同演習や交流行事を実施した。』