イラン大使館空爆で衝突拡大防止に協力 米国務長官

イラン大使館空爆で衝突拡大防止に協力 米国務長官
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02EWN0S4A400C2000000/

『2024年4月3日 7:01

【ワシントン=芦塚智子】ブリンケン米国務長官は2日、訪問中のフランスで開いたセジュルネ外相との共同記者会見で、イスラエルがシリアの首都ダマスカスのイラン大使館周辺を空爆したとの報道について「レバノンであろうとイラク、シリア、紅海やイエメンであろうと、我々は(衝突の)拡大を防ぐために非常に緊密に協力している」と述べた。

ブリンケン氏は空爆に関して「何が起きたのかを正確に知る過程にあり、詳細を理解する努力を続けている」と説明。「フランスと米国は関係者間の衝突を防ぐために日々、協力している。衝突はイスラエルも(レバノンのイスラム教シーア派組織)ヒズボラも、レバノンも、イランも望んでいないと確信している」と語った。

カービー米大統領補佐官は2日の記者会見で、イランが空爆を巡りイスラエルを支援する米国にも責任があると主張していることについて「我々は全く関与していない」と否定し「我々が責任を負うべきだなどといった発言はナンセンスだ」と強調した。

米国に対する報復の懸念に関しては「イラクやシリアの米軍や施設の保護を真剣に考えている」と話した。 』