オランダ海軍の潜水艦入札、競合を破ってフランスのバラクーダ級が勝利
https://grandfleet.info/european-region/french-barracuda-class-wins-over-competitors-in-dutch-navys-submarine-tender/
『2024.03.16
オランダ海軍の潜水艦入札にはNaval Groupがバラクーダ級、HDWが212CD、SAABとDamenがC-71を提案していたが、オランダ国防省は15日「Naval Groupによる新型潜水艦の建造が決まった」「彼らは最も現実的でバランスの取れた提案を行った」と発表した。
参考:Bouw nieuwe onderzeeboten voorlopig gegund aan Naval (video)
Naval GroupがSAAB/Damenを破ってオランダ海軍の新型潜水艦を受注
約10年前に発表されたワルラス級更新は何も進展がないまま時が過ぎ「新型潜水艦を2025年までに4隻調達する」という計画が破綻、修正された計画も「実現不可能」と判明され、オランダ国防省は2022年4月「最初の2隻は2034年~2037年までに就役させる」と発表し、このタイムラインに基づいてNaval Groupがバラクーダ級、HDWが212CD、SAAB/DamenがC-71を提案。
出典:Saab 出典:Saab
オランダ海軍のニーズを満たすためSAABとDamenはC-71(旧C718)を共同開発、この提案には独自のメンテナンスとアップグレードを行うための技術移転が含まれ、Damenの直接関与も「評価結果に影響を及ぼす=競合よりも有利」と考えられていたが、オランダ国防省は15日「慎重な入札プロセスを経てNaval Groupによる新型潜水艦の建造が決まった」「彼らは最も現実的でバランスの取れた提案を行った」「この提案にはオランダ産業界にとって重要な役割が含まれている」と明かして注目を集めている。
この新型潜水艦はオルカ級と命名され、オランダは2023年4月「海軍の艦艇は敵のバンカーを破壊するのに十分な威力と射程を備えた攻撃手段を持っていない」「導入するトマホークはフリゲートと潜水艦に搭載される」と発表済みなので、新たに取得するオルカ級4隻へのトマホーク搭載は確定だ。
出典:Christophe van der Maat
因みにバラクーダ級はシュフラン級原潜の通常動力バージョンで、同艦の推進システムはディーゼル+リチウムイオン電池の組み合わせになる。
追記:オルカ級4隻のプログラムコストは56億5,000万ユーロ(約9,170億円)だと報じられているが、これは建造費用ではなく調達、運用、保守、廃棄等にかかる総コスト=ライフサイクルコストなので注意してほしい。
関連記事:オランダ国防省、フリゲート艦と潜水艦向けにトマホークを取得すると発表
関連記事:スウェーデンとオランダが潜水艦輸出で協力、カナダ海軍にC-71を提案
※アイキャッチ画像の出典:Ministerie van Defensie
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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 4 』
『 あ
2024年 3月 16日
返信 引用
オランダは潜水艦の自力建造を諦めてたのか
じゃあバーベル級の血を引くのは日本だけになったな
6
58式素人
2024年 3月 16日
返信 引用
自国建造はダメだったのでしょうか。
自国建造するには、日本のような毎年1艦竣工は無理でも、
4年毎に竣工で6艦維持(予備含み)くらいはしないとダメなのかな。
いざ(ドイツがロシアに再占領)となっても大丈夫と見込んだのかな。
残念なことです。
それともKの法則ならぬF(?)の法則が発動したりして。
受注→請負金が倍額化→ライバル登場→逆転、みたいな(黒い笑い)。
前回(オーストラリア)のことで考え直したかもしれないし、そんなことはないかな。
2
ろく
2024年 3月 16日
返信 引用
saab案が有力かな?と思っていたので、この決定は意外でした。
あさんや58式素人さんの言う通り、オランダは最初から次期潜水艦の自国建造を諦めていたのでしょうか?潜水艦建造技術の継承と言う意味ではもう遅かったのかもしれませんね。
しかし、バラクーダはオーストラリアの例でも知られた通り、スケジュール的に問題が有るのでは?
これでオリジナルの通常動力潜水艦建造可能国がまた一つ減りましたね。
2
ルイ16世
2024年 3月 16日
返信 引用
どうして自国建造しないのかと思って調べたらワルラス級作った会社RDMは1996年に潰れてるのですね
引き取ったのがDAMENグループですが潜水艦は第二次大戦後は作って無いですし、どこまで30年以上受注が無かったRDMの潜水艦技術者を現在まで維持出来たか私では調べられませんでした。
もしかしたら既に技術者やノウハウは失われて久しかったのでフランスの助けが必要だったのかも知れません
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