「正解1つじゃない」 ソウル脱出、地方生活で心にゆとり
出生率0.72 韓国の警鐘(3)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM222N90S4A220C2000000/
『2024年3月13日 2:00
首都圏から移住し、2人の子供と談笑する(左から)金・任夫妻(2月26日、忠清北道・槐山郡)
ソウル南方の忠清北道・槐山郡は、リンゴやトウガラシが特産の静かな農村だ。1000メートル級の山が連なり、渓谷や滝が登山客をひき付ける。この地で2023年9月、金成昊(40)・任智淑(40)夫婦は小さなカフェを開いた。
ソウル在住だった金は財閥系企業に勤め、帰宅は深夜に及んだ。任は専業主婦に転じ、ワンオペで2人の子の育児に追われた。「うつ病になりそうだった」。狭いアパートは家賃が高く、子を塾に通わ
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村上芽
日本総合研究所創発戦略センター エクスパート
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ひとこと解説 韓国はそこまでソウルに集中していたのか、ということを示す内容です。
おおまかにいうと韓国は面積が日本のおよそ四分の一で人口が半分。
韓国の人口のうちソウルが20%弱で、東京23区と近いです。
地理的には地方と首都の距離が日本よりも近そうに見えますが、韓国には出身地方による差別が根強く存在するとされます。
この記事の内容は、地方移住のよい点として日本でもよく聞く話ではありますが、心理的なハードルはより高いのかもしれません。
「少子化対策」のカテゴリでは見えてきにくい、平等や差別に関する議論だといえます。
2024年3月13日 8:02 』