フランス、「死への援助」導入法案 5月から議会審議へ

フランス、「死への援助」導入法案 5月から議会審議へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR121UK0S4A310C2000000/

『2024年3月12日 10:38

【パリ=共同】フランスのマクロン大統領は11日までに、終末期患者に厳格な条件の下で致死量の薬の投与を認める「死への積極的援助」を導入する法案を発表した。5月から議会で審議する方針。「安楽死」を禁じていたこれまでの政策の転換につながる動き。フランスメディアが報じた。

自身で死を決断できる能力があり、短期・中期的に死の恐れがある重病に冒され、苦痛を和らげることができない成人に限るとしている。自身で薬を投与できない場合は医師ら第三者の助けを得ることもできる。

フランスでは2016年に終末期患者の意識を低下させる鎮静薬投与を医師に認める法律が成立した。だがオランダなどで認められた患者の意思により医師が薬物などで死に導く安楽死や、スイスで認められているような医師が処方した薬物を患者が自ら使用する自殺ほう助は禁じられている。

マクロン氏は22年、人生の終え方について幅広く議論する市民会議の設置を決定。市民の過半数が死への積極的援助に賛同したことを受け、法案を作成するよう政府に求めていた。』