韓国における合計特殊出生率0.72……教育問題、社会問題、経済問題がからみあう原因、これを解きほぐすのは無理なのでは……: 楽韓Web
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『 2024年02月29日 カテゴリ:少子高齢化 コメント:(15)
タグ: 少子高齢化 韓国社会
【コラム】韓米日経済成長率…出生率を見ればわかります(中央日報)
「合計特殊出生率 韓国0.72人、米国1.66人、日本1.3人」
「2023年実質国内総生産(GDP)成長率 韓国1.4%、米国2.5%、日本1.9%」
この数値を見てどう思いましたか。女性1人が生涯に産むと予想される平均出生数である合計特殊出生率は世界最下位です。「高齢者の国」や超高齢社会と呼ばれる日本の半分にすぎません。こうしたことでは韓国という国が消滅の道を歩くことになりかねないという不安感が大きくなります。人口が減少すれば物を作る人が減り、消費も以前には及ばないでしょう。時間が過ぎるほど経済は縮小することになるでしょう。
昨年のGDP成長率はこうした兆候が見られます。
韓国のGDP成長率は日本より低いです。これまで韓国が代表的な低成長国である日本よりGDP成長率が低かったのは昨年を含め3回にすぎませんでした。専門家は韓国が低成長の沼に落ちたと診断したりもします。
(引用ここまで)
昨日発表された韓国における2023年の合計特殊出生率0.72は「こうなるだろうと分かってはいたが、やはり衝撃だ」といった形で世界でも報道されています。
BBCからブルームバーグまで。もちろん、日本のメディアも相当に報道していますね。
朝日新聞のそもそも解説でおおよその理由を見ることもできます。
【そもそも解説】出生率0.72 韓国の少子化、なぜ急速に進む?(朝日新聞)
教育問題と経済問題、さらには社会問題がからみあっている。ざっくりとですが、的確な指摘がされていると感じます。
その中でも韓国でクローズアップされているのが経済問題。
冒頭記事は最終的には「法人税を減らせ」といったような形になるのですが、それでも日米韓で出生率と経済成長率の順が一致しているのは偶然ではないだろうと。
まあ、経済的な側面も少なくないとは感じています。
次にピックアップ予定の大企業に入れる数がそもそも少ないこと、大企業とそれ以外の企業との格差が大きいことなども理由のひとつでしょう。
ただ、そこに至るまでのプロセスを子供に体験させたくない、って部分が大きいのではないかな……と感じます。
朝から晩まで勉強漬け。
子供の交通事故率が先進各国から見ても格段に少ないのは、そもそも子供がほとんど外に出ずに「自宅→学校→塾→習い事」と基本屋内にいるからではないか、とされるほどです。
韓国で子供がほとんど交通事故の犠牲にならない理由とは?(楽韓Web過去エントリ)
大企業に就職できた人であっても「自分はともかく、子供にはあれを体験させたくない」と思うでしょうし、失敗した人であればなおのこと。
それくらい韓国人は苛烈な子供時期を送るのですよ。
まあ……そりゃ子供を作ろうなんて思わなくなるし、そもそも結婚できるのも大企業に就職できたり公務員くらいでしかない。
その公務員が大量にいる世宗市も0.97とついに1割れ。
これを反騰させるの無理なんじゃないですかね、実際。
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