米政権、イスラエルに誓約書要求 ガザでの武器使用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR285600Y4A220C2000000/
『【イスタンブール=木寺もも子】バイデン米政権は27日、イスラエルに対し、米国供与の武器を使用する際、国際法を順守することを誓約する書面を3月中旬までに提出するよう求めた。米ニュースサイトのアクシオスが両国当局者の話として報じた。パレスチナ自治区ガザでの民間人被害を防ぐ狙いがある。
期限までに誓約書が提出されない場合、武器供与を停止する可能性がある。イスラエルがガザへの人道支援を妨害しないことも求…
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『イスラエルがガザへの人道支援を妨害しないことも求めた。
米国は8日、武器を供与する同盟国や友好国に対し、国際法に沿った使用などの誓約を求めることを決めた。民主党のリベラル系支持者やアラブ系住民を中心にイスラエルの軍事作戦への批判が高まっていることが背景にある。
カタール外務省の報道官は27日、ガザでの戦闘休止に向けた交渉について「まだ合意は得られていない」と述べた。バイデン氏は26日、戦闘休止が「近い」との認識を示し、3月4日までに実現することに期待を示した。
パレスチナ側によると、ガザでの死者は2万9800人を超え3万人に迫っている。国連人道問題調整事務所(OCHA)の高官は27日、戦闘停止が実現しなければガザで飢餓が起きるのは「ほぼ不可避だ」と安全保障理事会で訴えた。』