ヨルダン川西岸への入植加速で実効支配強めるイスラエル

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:ヨルダン川西岸への入植加速で実効支配強めるイスラエル
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『イスラエル政府は2024年2月23日、占領下のパレスチナ・ヨルダン川西岸地West Bankに新たな入植住宅を3300戸以上建設すると発表した。反パレスチナ、反イスラムを推進する極右のスモトリッチ(Bezalel index jklSmotrich)財務相:左 は声明で新たな入植計画を発表。パレスチナ武装勢力による暴力を糾弾し、入植を擁護した。

パレスチナの武装勢力は22日、入植地近くの道路検問所を襲撃し、ユダヤ人1人を殺害、5人にケガを負わせた。スモトリッチ氏はこの攻撃を非難し、「入植地の安全保障を確立するために住宅を建設する必要がある」と主張した。またスモトリッチ氏は「パレスナチ側がイスラエルを攻撃すればするほど入植は加速する」と警告した。「愚かなテロリストは我々を攻撃するほど開発が進むことを理解すべきです」

f3034cf2-s jklスモトリッチ氏によると、ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とガラント(Yoav Gallant)国防相も新たな入植計画を議論する会合に出席したという。この結果、以前承認されていた住宅約700戸の建設が前進。新たに2650戸の建設が承認された。

ネタニヤフ政権はハマスとの紛争が終結次第、パレスチナ自治政府によるガザ地区・ヨルダン川西岸の統治を目指すという西側の考えを全面否定し、入植が進めば進むほど、この実現は難しくなる。過去ブログ:2024年1月イスラエルは北部レバノン、ガザ南部への攻撃継続とエジプト仲介:

df374929ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は23日、訪問先のアルゼンチン・ブエノスアイレスで記者団に対し、「イスラエルの発表に失望している」と述べた。ブリンケン氏はこの計画について、「恒久的な和平を達成するという国際社会の目標に逆行するものであり、国際法とも矛盾するため、断固反対する」と表明した。このコメントは「入植地は国際法に違反していない」というトランプ前政権の立場を覆すものである。

index ポンペオ(Mike Pompeo)前国務長官は数十年に渡る政府の政策を覆し、「イスラエルが目指す和解を支持する」と表明していた。参照記事 過去ブログ:2024年2月イスラエルの港で1カ月110万人分の食料が待機状態と人質奪還作戦:過去ブログ:2023年11月
【図説】イスラエル・パレスチナ紛争 各国の支持姿勢と戦況:11月ハマスの接近攻撃動画とガザ地区戦況とハマス:10月中東戦争の変遷 5度の戦争 百年の確執とハマス 保存記事:2021年5月イスラエルとパレスチナの歴史

:276edd71、、、イスラエルの西岸地区への入植は、第3次中東戦争(1967年)でイスラエルが西岸地区の占領を宣言した時から始まっており、イスラエル人が西岸で土地を買って農場を持ち、パレスチナ人が労働者として働き、ガザ地区からイスラエル側へのパレスチナ人の通勤も比較的自由な時期が続いていた。悪化したのはガザにハマスが台頭し、イスラム教による聖戦とテロを活発化し始めたころからだ。

ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が2023年10月7日の大規模攻撃でイスラエル人ら約1200人を殺害し、200人以上を拉致した時点で、ハマスは今の状況を承知していたと筆者は思っている。

また、分離統治を指導した国連も、イスラム過激派が、いづれ大規模な攻撃、テロを起こすことは予測の範疇だったろう。

だがパレスチナ支援を叫ぶだけで無策だった。それが結果的にハマスの恐怖支配を強固にした。、、と、筆者は見ている。所詮カルトに、民主的政治など出来るはずもない。アフガンを例にするまでも無く、、、。

イスラエルが、ハマスに牛耳られていた国連食糧支援機関解体を主張するのも一理あると思っている。映像:イスラエルのハマス掃討:ハマスへのミサイル攻撃:軍用犬に見つかったハマス兵士:ガザ南部Khan Yunisの市街戦:

1b85b611イスラエルのガラント国防相は2月18日、イスラム組織ハマスの指導部が、ガザ地区トップのシンワルYahya Sinwar 指導者:左の交代を検討していると述べた。

同国防相は、パレスチナ自治区ガザ南部の最大都市ハンユニスからハマスの有力部隊が排除されたことを受け、「ハマスは戦意を失った」「ハマスは指揮官たちを信頼していない」との見方を示した上で、イスラエル軍次第でハマスは完全崩壊するとの認識を示した。
こうした中、イスラエルのネタニヤフ政権は18日、国際社会からのパレスチナ和平に関する要請を全面的に拒否し、パレスチナ国家の樹立による「2国家共存」の一方的な承認に反対すると宣言した。参照記事 過去ブログ:2024年2月ハマス指導者と家族のトンネル内移動映像公開:

FireShot Webpage Screenshot #722 – ‘Israel launches f

現地2月24日未明、ガザ全域で夜間の空爆により100人が死亡したと報告された一方、イスラエルの情報機関トップがパリで、停戦とハマスに拘束されている人質の返還に向けた進展の「障害物を取り除く」ための協議を行った。

パリでの交渉に先立ち、イスラエルのネタニヤフ首相が発表した戦後のガザに関する計画(イスラエルによる管理)が、主要な同盟国であるアメリカから批判を浴び、23日にパレスチナ自治政府とハマスによって拒否された。

また現在、ガザの民間人の状況を懸念する声が高まり、国連は飢饉の危険性が高まっていると警告している。パレスチナ人のための主要な援助機関であるUNWRAは24日早くに、ガザ住民は「世界が見守る中、極度の危険にさらされている」と述べた。 記録映像 参照記事 英文記事 英文記事 』