イスラエル首相、戦後ガザの統治方針 軍事活動を維持
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR233TQ0T20C24A2000000/
『【カイロ=久門武史】イスラエルのネタニヤフ首相は22日、イスラム組織ハマスとの戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザの統治方針をまとめた文書を初めて戦時内閣に提示した。ガザとヨルダン川西岸の治安を管理し、ガザで軍事活動の自由を維持する一方、パレスチナ人がガザの統治を担うとした。
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イスラエルメディアが23日報じた内容によると、イスラエルとの境界のガザ側に必要な限り緩衝地帯を置く考えを示した。バイデン米政権はガザの領域を削り取る手法に反対している。
ガザとエジプトの境界を巡っては、米国、エジプトと協力し武器密輸を防ぐとした。
ハマス解体後のガザの統治は「地元当局者」が担うとしたが、テロを支援する国や組織と関わりがないことを条件としている。ヨルダン川西岸を統治しているパレスチナ自治政府の関与には触れていない。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を終わらせ、国際支援機関に置き換えるとも主張した。UNRWAを巡っては、職員が昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲に関与した疑いがある。
ネタニヤフ氏は今回の文書で、パレスチナ国家の樹立に反対する姿勢を改めて示した。パレスチナ国家の「一方的な承認」を拒否すると政府が決定済みの宣言を盛り込んだ。
パレスチナ自治政府のアッバス議長の報道官は23日「ネタニヤフ氏の提案はイスラエルのパレスチナ占領を永続させ、パレスチナ国家の樹立を防ぐのが目的だ」と非難した。パレスチナ通信が伝えた。
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