北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:露軍の執拗な空爆でアウディーウカで撤退するも露軍機3機撃墜
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『北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:露軍の執拗な空爆でアウディーウカで撤退するも露軍機3機撃墜
ウクライナ軍の第110独立機械化旅団は2024年2月16日、ドローン(無人機)や特殊部隊、同軍屈指の第3強襲旅団の援護を受けながら東部ドネツク州の防御拠点アウジーイウカ(アウディーウカAvdiivka )市街地から撤退(西側へ移動)し、4カ月にわたる激戦に一旦終止符を打った。
旅団のアウジーイウカ防衛は、同旅団の戦前の兵力約2000人の大半を犠牲にしたかもしれない。
だが、ロシア軍はそれよりはるかに多くの犠牲を払った。
ロシアが占領するウクライナ東部ドネツクの北西約8kmに位置する工業都市アウジーイウカへの攻撃には、ロシア軍の第2、第41両諸兵科連合軍から12個以上の旅団が参加した。
これらの旅団の大半は、兵士のほとんどを失い、アウジーイウカとその周辺でのロシア軍の死傷者は計3万人を超えるかもしれない。
米当局者によると、16週間にわたる戦闘の最初の6週間だけで、ロシア兵1万3000人がアmain_image_08bb4cef4307f15d25ca9d74e91914c570f0996aウジーイウカ周辺で死傷した。参照記事:装甲車両を大量に失ったロシア、兵士は徒歩で移動しながら攻撃:
そして撤退するウクライナ軍は、第110旅団と隣接部隊を標的に空爆しようとしていたらしいロシア空軍の戦闘爆撃機Su34:右 3機を狙って、アウジーイウカでの戦闘を締めくくるミサイルを発射したようだ。
第110旅団の生き残り兵士が17日早朝、アウジーイウカの外れで援護部隊を追い越して西へと急いで退散する中、ウクライナ空軍のミサイルがアウジーイウカの約96km東でロシア空軍のスホーイ戦闘爆撃機を少なくとも1機、もしかすると数機撃墜を目にした。
FireShot Capture 2 – アウジーイウカ撤退のそのうちの1機のみの墜落映像がある。 pic.twitter.com/wY7rY0yN0W 東部ルハンスク州ディアコベ近くに墜落する様子だ。
だが、ウクライナ空軍のミコラ・オレシチュク司令官は、自身が率いる部隊が3機撃墜したと主張した。乗員1人が乗り込むSu-35が1機、そして乗員2人のSu-34が2機だ。撃墜したことを証明するためにオレシチュクは、おそらく損傷した機体から脱出したと思われる乗員4人の緊急位置表示の無線ビーコンを表示したデジタル地図のスクリーンショットをSNSに投稿。「ご覧の通り、システムは機能している!」 とオレシチュクは書き込んだ。参照記事
kab-image01アウジーイウカでの戦闘を生き延びたウクライナ兵にとって、この撃墜は思うところがあるものだった。
ロシア空軍のスホーイは何週間も第110旅団を執拗に爆撃した。スホーイは東からアウジーイウカに向かって急上昇し、約40km離れたところから衛星誘導の滑空弾KABを投下した:左。中には重さが1360kgある滑空弾やクラスター爆弾もあった。
ウクライナ空軍はスホーイからの攻撃に苦戦した。同空軍が保有する長距離防空ミサイルシステムはわずかで、巡航ミサイルやドローンによる大規模な攻撃から民間人を守るために、その多くをウクライナの大都市周辺に配備している。
これらのシステムのうち、特に米国製の地対空ミサイルシステムのパトリオットはかなり機動性が高い。そしてウクライナ軍の兵士らは、少ない複雑なパトリオットを巧みに操作してこれまでに何度か待ち伏せ攻撃している。最も注目すべきは、昨年12月にウクライナ南部でウクライナの海兵隊に滑空誘導爆弾を落とそうとしたSu-34を3機撃墜したことだろう。
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アウジーイウカは陥落した。戦前の人口3万人のほとんどが随分前に町を去り、廃墟と化したアウジーイウカはウクライナにとって戦略的に重要な場所ではない。
おそらく、ロシア軍を消耗させる罠として最も価値のある場所だった。
その意味で、アウジーイウカ、そして同地を最後の日まで守り抜いた兵力と武器に劣るウクライナ兵らは目的を果たした。アウジーイウカでの抗戦で多くのロシア兵を始末することができた。そして今回のスホーイを含め、少なくとも数機のロシア軍機を撃墜した。
f695c03a2年にわたる激しい戦闘で、ロシア軍は保有していた150機ほどのSu-34のうち約30機を失った。
もしウクライナ軍の防空システムが、射程約145kmの防空システム「パトリオット」のミサイル:右 など最高品質の米国製ミサイルを著しく欠いていなければ、ウクライナ軍はもっと多くのロシア軍機を撃墜していたと言っても過言ではないだろう。
だが昨2023年10月以来、米議会のロシア寄りの共和党議員らはウクライナへの追加支援法案の承認を拒んでいる。
この追加支援は、ミサイルや装甲車両、そして最も重要なことに、第110旅団のような弾薬不足のウクライナ軍の旅団に砲弾を追加提供するためのものだ。参照記事 (forbes.com 原文)過去ブログ:2024年2月ウクライナ軍、激戦地アウジーウカから戦術的撤退とナワリヌイ氏病死?:2023年7月米国が新たな対ウクライナ安全保障分野支援公表:1月各国がウクライナの地上兵器支援を強化:
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ウクライナのアウディーウカの地上軍撤退は、ロシアの執拗な空爆と弾薬不足が主な原因のようだ。
米、NATOが躊躇せず、早めに対空ミサイル、弾薬を供与していればウクライナの損害もかなり減っていたかもしれない。
こんな状況でのトランプ氏の再選は、決して歓迎されていない。 過去ブログ:2024年2月トランプ氏は世界を突き放し、NATO離脱でロシア有利に振る舞う?: 』