ナワリヌイ氏追悼、拘束者約400人 当局「事件性なし」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR181C30Y4A210C2000000/
『2024年2月18日 15:41 (2024年2月18日 22:31更新)
ロシアの刑務所で16日死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を悼んで、国内各地では追悼する動きが続いた。独立系人権団体「OVDインフォ」によると、18日までにモスクワやサンクトペテルブルクなど国内30以上の都市で約400人が拘束された。
ロシアの各地では政治弾圧犠牲者の記念碑などに市民が献花に訪れた。当局はプーチン政権批判への警戒感を強めているとみられる。
ナワリヌイ氏の死因の詳細は公表されていない。ロシアの独立系メディアは17日、同氏の側近の情報として、刑務所を訪れた同氏の母親らに対し、当局が死因を「突然死症候群」と報告したと伝えた。
同氏の死因を巡っては、一部のロシアメディアが血栓症と伝えていた。
ナワリヌイ氏の広報担当者は17日、同氏の弁護士に当局から「調査の結果、事件性はない」との説明があったとSNSに投稿した。
同担当者はまた、調査委員会による検査が終わるまでナワリヌイ氏の遺体は遺族に引き渡されないと同委員会が説明したとも投稿した。
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