独仏、ウクライナと2国間協定 「長期支援」を確約

独仏、ウクライナと2国間協定 「長期支援」を確約
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『【ミュンヘン=南毅郎、パリ=北松円香】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ベルリンとパリを訪問し、ショルツ独首相、マクロン仏大統領と会談した。2人はゼレンスキー氏とウクライナへの長期支援と安全を保証する2国間協定にそれぞれ署名した。ドイツは11億ユーロ(約1800億円)、フランスは30億ユーロの追加の軍事支援も表明した。

ゼレンスキー氏との共同記者会見でショルツ氏は「ウクライナが必要とする限…

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『ゼレンスキー氏との共同記者会見でショルツ氏は「ウクライナが必要とする限り支援を続ける」と明言した。ゼレンスキー氏は「ドイツの支援は我々に不可欠だ」と謝意を表明した。ロシアの侵攻から2年を前に両国の結束を強調した。

協定の狙いはウクライナの長期的な防衛能力の強化だ。ウクライナ兵士の訓練や武器供与を含めた支援の継続を明確にし、侵攻を続けるロシアをけん制する。合意文書には「ドイツがウクライナ支援で揺らぐことはない」と明記した。

ドイツ政府は追加の軍事支援も打ち出した。2024年中に砲弾12万発を届け、25年に防空システムを追加供与する。27年にかけては自走式りゅう弾砲を追加で提供する方針だ。

フランスも22年、23年の計38億ユーロの軍事支援に続き、24年は最大30億ユーロを支援するとの確約をウクライナとの2国間協定に盛り込んだ。マクロン氏はゼレンスキー氏との会見で「数週間のうちに、3月中旬より前に」ウクライナを訪問すると述べた。

主要7カ国(G7)はウクライナの安全を長期的に保証する枠組みの創設で合意し、1月に英国が最初の協定を結んだ。ゼレンスキー氏はマクロン氏との会見中、英独仏との協定が米国によるウクライナ支援を「後押しする」との期待を示した。

ショルツ氏とゼレンスキー氏は17日、ドイツ南部で開催中のミュンヘン安全保障会議に出席する。ゼレンスキー氏の現地参加はロシアの侵攻後で初めて。西側諸国に軍事支援の継続を呼びかける見込みだ。

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