バイデン大統領、トランプ氏のNATO発言は「間抜けだ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN140E80U4A210C2000000/
『【ワシントン=中村亮】バイデン米大統領は13日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国を守らないシナリオに触れたトランプ前大統領を批判した。「間抜けでみっともなく、危険でアメリカ的でない」と断じた。
バイデン氏はホワイトハウスで演説し、前大統領がロシアによるNATO加盟国への侵攻を容認したと指摘した。「最悪なことに彼は本気だ」と主張。「米国史上でロシアに屈した大統領はいない」と話し、前大統領がロシア…
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『「米国史上でロシアに屈した大統領はいない」と話し、前大統領がロシアに弱腰と糾弾した。
NATOが集団的自衛権を行使したのは、2001年9月に起きた米同時テロ後のアフガニスタン戦争が唯一の事例と言及した。「我々はそれを決して忘れてはならない」と強調し、NATOの結束が米国の安全保障に有益と訴えた。
前大統領は10日の支持者集会で「ロシアが望むことを何でもするよう奨励する」と語った。
国防費を国内総生産(GDP)比2%以上にするNATO目標を達成していない加盟国への侵攻を認める発言をした。ロシアによる侵攻を抑止するNATOの理念を逸脱し、欧州から批判が相次いでいた。
バイデン氏は7月、首都ワシントンでNATO首脳会議を主催する。11月の大統領選に向けて米欧関係の修復を外交政策の成果として打ち出す狙いだ。
バイデン氏は演説で野党・共和党のジョンソン下院議長に対し、ウクライナ支援を盛った緊急予算案を可決するように求めた。下院運営を仕切るジョンソン氏は予算案への反対を示唆している。
上院は13日、953億ドル(約14兆円)規模の緊急予算案を可決し、下院の対応が次の焦点になる。上院の採決では賛成が70票、反対が29票で、共和党からも賛成票を投じる議員が相次いだ。
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