エストニアのカッラス首相の現実論が卓越している

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:エストニアのカッラス首相の現実論が卓越している
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5502925.html

b

『2024年2月13日:エストニアのカッラス首相Estonia PM Kaja Kallasは、ロシアの対ウクライナ戦争は、ロシアが勝利を達成できないと理解するまで続くとし、そのためウクライナに対する支援の継続、同国が必要とする全ての提供が重要だと訴えた。カッラス首相がオーストリア紙「デア・シュタンダルト」へのインタビュー時に発言した。

記者から、2024年はウクライナの運命にとって決定的な年になると思うか、との問いに対して、カッラス氏は、「戦争は続いている。私たちは、設置された様々な罠にはまってはいけない。戦争に迅速に勝てると思うことは誤りだ。ロシアは戦争の長期化に向けて準備している。戦争は、ロシアが勝てないと理解するまで続いていく」と答えた。

また同氏は、「平和について交渉できる」との考えもまた罠の1つだと指摘し、「私たちが領土の奪取に合意したら、ロシアのニーズは満たされるだろう。そして、その後すぐに全てが平和的になるということはない」と発言した。

6e04ebefそして同氏は、「さらにロシアを刺激すること」を怖れる罠もあると述べた。その際同氏は、「恐怖の罠も存在する。ロシアはそれを利用している。私たちが、私たちの行動がロシアをさらに刺激するだけだと言うならば、4つ目の罠は、私たち自身の中にある。全てはその逆だ。ロシアを(勝利に)駆り立てるのは(我々の)弱さであって、強さが刺激するのではない」と指摘した。

同氏はまた、同戦争で決定的な問題は十分な弾薬があるかどうかだとし、「だからこそ、私たちは、100万弾の弾薬供与を決めたのだ。630_360_1700684891-713『ラムシュタイン』フォーマットの連合(ドイツ、フランスを軸とするウクライナの防空強化を目指す国家連合):写真右、には、ロシアより13倍多い予算がある。

私たちの方が強いのだが、私たちは、ウクライナの自衛を支援せねばならず、同国が必要とする物をあげねばならない。

私たちはウクライナの勝利を信じねばならないのであり、ロシアが何らかの形で勝つことを信じてはならない。ロシアは、私たちがウクライナが勝たないと思い、同国を支援するのを止めることを望んでいるのだ」と強調した

。、、、、ロシアと接し、境界に川も何も阻むものが無く、ロシアが勝利すれば、最初に地上から侵略されるだろうと言われるエストニア。首相の発言は非常に現実的で明快だ。多くのロシアの脅威に危惧する周辺国への答えにもなるだろう。

「恐怖の罠も存在する。ロシアはそれを利用している。私たちが、私たちの行動がロシアをさらに刺激するだけだと言うならば、4つ目の罠は、私たち自身の中にある。全てはその逆だ。ロシアを(勝利に)駆り立てるのは(我々の)弱さであって、強さが刺激するのではない」と言うのは日本の対外政策にも通じることだ。

左翼の様な、被害妄想からの対外政策ではだめなのだ。それこそが、相手の思う壺なのだから、、、。

常に、無礼な相手との妥協点ばかりを模索する外交は正しいのか?』