メキシコ大統領「遺産」づくり インフラ建設ラッシュ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN31DGA0R30C24A1000000/
『メキシコが空前のインフラ建設ラッシュに沸いている。全土に旅客鉄道を復活させ、新たに建設した空港には政府が自前で再建した航空会社が拠点を置く。ロペスオブラドール大統領が今秋の任期切れを控え、自らを象徴するレガシー(遺産)の建設に突き進んでいる。
「マヤ文明終焉(えん)の地」として知られるトゥルムには昨年12月、「トゥルム国際空港」が開業した。北海道より狭いキンタナ・ロー州だけで4カ所目の国際空港だ…
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『ロペスオブラドール大統領のレガシーづくりは空港だけにとどまらない。南部ユカタン半島を一周する「マヤ鉄道」や太平洋とメキシコ湾を結ぶ「テワンテペック地峡鉄道」にくわえ、全国7路線の旅客鉄道を復活させると宣言した。20世紀の古き良き鉄道大国の復活がトップの大号令下で加速する。
メキシコシティから遠い新空港、フェリペ・アンヘレス国際空港が市内中心部から遠いと苦情が続出するや、接続のために郊外鉄道の延伸を急がせる。費用対効果よりも政権の肝煎り政策との相性を重視する姿勢は際立つ。
一方、首都メキシコシティの道路は老朽化が隠せない。いたるところにでこぼこや大穴が放置され、巧みに避けながら運転しなければ愛車は傷だらけになる。中心市街地から数分歩いただけで、掘り起こされた歩道のコンクリートがむき出しの場所もある。ピカピカの新品も良いが、すでにあるインフラも大事にしたいものだ。』