急伸・韓国に世界の視線 官民一体で磨く防衛技術
防衛産業を考える(3)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM149ML0U3A910C2000000/
『韓国の防衛製造技術とウクライナが持つロシアの情報を組み合わせれば欧州向けの輸出兵器をつくることができる――。ウクライナのゼレンスキー大統領は昨年9月、キーウを訪問した韓国の復興協力団にこんな期待を示した。
韓国製の防衛装備に世界の視線が集まる。その強みは早くから官民一体で軍民両用(デュアルユース)技術を磨いてきたこと。軍は民間の新技術を探し、企業は新技術の活用先として常に軍事を検討する。
この協…
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。』
『足元で進めるのはスタートアップ企業が持つ技術の掘り起こしだ。たとえば衛星写真を人工知能(AI)で解析し、わずかな変化を見つける技術を持つDabeeo(ダビオ)。韓国軍は北朝鮮の核実験やミサイル発射の兆候を把握するのに使おうとしている。
国防にかかわるだけに要求水準は高い。軍が認める技術力をつければ、市場の信頼も得やすい。折しも韓国は衛星通信分野を輸出の主力分野に指定して宇宙ビジネスを推進しているところ。ダビオと軍の協力には国全体の経済成長の底上げにつなげる狙いもある。』
『日本も遅ればせながら24年度、DARPAをモデルにした研究機関を新設する。軍事用途の技術開発に助成金を出す制度を導入して企業の背中を押す。
忘れてはならないのは米国の技術開発にトライ・アンド・エラーの文化があることだ。DARPAの成功の裏には幾多の失敗がある。イノベーションを起こすには失敗より成果に目を向ける文化も欠かせない。』