米軍兵士死亡 “混乱生じ 無人機攻撃阻止できず”米メディア
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240130/k10014340011000.html
『2024年1月30日 10時34分
中東のヨルダンでアメリカ軍の拠点が無人機による攻撃を受け、兵士3人が死亡したことについてアメリカの複数のメディアは、攻撃を阻止できなかったのは、敵の無人機の接近と同じタイミングで、アメリカ軍の無人機が帰還し、現場で混乱が生じたためだったと報じました。
シリアとの国境に近いヨルダン北東部で28日、アメリカ軍の拠点が無人機で攻撃され、兵士3人が死亡したことをめぐりアメリカ政府は、攻撃はイランが支援し、シリアやイラクで活動する武装組織によるものだとの見方を示しています。
アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、複数のアメリカ政府高官の話として、攻撃を阻止できなかったのは、敵の無人機の接近と同じタイミングで、アメリカ軍の無人機が帰還し、接近してきた無人機が敵か味方か判断できず、現場で混乱が生じたためだったと報じました。
また、アメリカのCNNテレビは、敵の無人機は、アメリカ軍の無人機を追尾しながら接近してきたと伝えています。
これについて、アメリカ国防総省のシン副報道官は29日、記者会見で「どのように敵の無人機が施設に打撃を与えることができたのかは調査中だ」と述べるにとどめました。
また、攻撃に関与した武装組織については「最終的な結論は出していない」としながらも、親イランの民兵組織「カタイブ・ヒズボラ」が関わっていた可能性があるとの見方を示しました。 』