迫るサウスの時代覆る世界の常識

迫るサウスの時代覆る世界の常識
旧秩序の矛盾突く
ポーラーシフト
https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00007990T21C23A1000000/

『世界秩序が塗り替わる。変化の中心は覇権を争う米国と中国だけではない。グローバルサウスと呼ばれる新興勢も台頭し、国際社会の極は北から南へと揺れ動く。従来の常識が覆る「ポーラーシフト」の時代に入った。

2023年12月16日、サウジアラビアのリヤドに主要7カ国(G7)やインド、トルコなどの政府高官がひそかに集まった。ウクライナが提唱するロシア軍の全面撤退を柱とする「和平案」を協議する非公式会合だ。

和平案はウクライナ主導でロシアに対抗する狙いだった。ところがこの日の会合では、新興国からウクライナに早期停戦に向けたロシアとの対話を促す声が相次いだ。ウクライナははねつけ、会合は冷ややかな雰囲気で終わったという。

「パレスチナ自治区ガザでも国際法を順守すべきだ」。リヤド会合に先立つ23年10月の会議でもトルコなどが欧米への批判を展開した。ロシアを「国際人道法違反」と断じる一方、イスラエルに寄り添う欧米の「二重基準」に不信を募らせる。

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