米海軍は2024年に、必要な二等水兵レベルの艦隊勤務要員が2万2000人不足する見通しである。
https://st2019.site/?p=21804
『ストラテジーペイジの2024-1-20記事。
米海軍は2024年に、必要な二等水兵レベルの艦隊勤務要員が2万2000人不足する見通しである。
軍艦内の寝台の数を「billets」という。これが今、米海軍ぜんたいで、14万5000である。すなわち14万5000人の水兵がいないことには、そもそも持っている軍艦をすべて動かせないわけである。ところが水兵は2万2000人足りない。定員の16%が揃わない。となると、一部の軍艦は動かせないし、また一部の軍艦は、メンテナンスや修船のスケジュールが、大幅に遅れてしまう。
これは世界的な傾向である。若者は時間の価値を意識する。洋上で狭い船室で連続3ヵ月も過ごしたくない。それは貴重な人生の時間の無駄遣いではないかと思うわけである。だから、給料を上げても、それがインセンティヴとして訴求しない。
そこで米海軍は、新造の巡洋艦は1艦を100人で動かせるように、また、新造の空母も1艦を5000人で動かせるようにしたがっている。どう考えてもその人数では、十分な「ダメコン」ができそうには思えない。
※今後は軍艦も、変わった物が増え「ダイバーシティ」の時代になるだろう。ひとつ考えられるのは、艦内にホテル客室並の船室が200くらいもあって、三等水兵といえども当直でない時は個室で衛星放送のTVドラマを見放題になるという「住環境」を提供するもの。』