バイデン大統領の選挙資金、過去最高に 再選へ集金加速
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『【ワシントン=芦塚智子】11月の米大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領の選挙陣営と民主党全国委員会は、2023年10〜12月期に前期比約37%増の9700万ドル(約143億円)を集めたと発表した。トランプ前大統領との再対決を視野に集金を加速させており、23年末の選挙資金は1億1700万ドルと民主党候補の史上最高に達している。
バイデン氏は、15日の共和党アイオワ州党員集会で前大統領が圧勝したのを受け、X(旧ツイッター)に「トランプ氏がアイオワで勝利したようだ。彼は現時点であちら側の明確な最有力候補だ」と投稿し、支持者に献金を呼びかけた。前大統領が共和党候補になる可能性が高まったと支持層の危機感をあおる戦略だ。
バイデン陣営の顧問を務めるハリウッドの著名プロデューサー、カッツェンバーグ氏は15日のアイオワ州での記者会見で、23年10〜12月期の集金額の97%が200ドル未満の小口献金だったと説明した。平均献金額は約42ドルだったと述べ「草の根の支持の力が歴史的な集金額の原動力となっている」と強調した。
カッツェンバーグ氏は20年の大統領選では草の根の支持が集金に貢献しただけでなく勝利の理由にもなったと指摘し、小口献金の重要性を訴えた。
民主党の候補指名がほぼ確実なバイデン氏の陣営は民主党全国委員会と合同で集金活動をしており、共和党の大統領候補との単純比較はできない。共和党候補指名を目指すヘイリー元国連大使は23年10〜12月に前期の2倍以上にあたる約2400万ドルの献金を集めたと発表している。
トランプ前大統領とデサンティス・フロリダ州知事の陣営は23年10〜12月の集金額をまだ公表していない。前大統領陣営は23年7〜9月に複数の集金委員会を通して約4550万ドルを集めた。
全米で選挙活動を展開する米大統領選は、広告費などに巨額の費用がかかる。候補者の集金力は選挙戦を左右する。
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