韓国最大与党の代表イ・ジェミョンの「暴漢に襲われたあとにソウルにドクターヘリで転院」した理由とは? 根底には韓国の地域対立の影も……: 楽韓Web
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『2024年01月12日
釜山大学病院の医療従事者を犯罪者扱い!? 文政権時代の高官「李在明代表と共に民主党に反する医療行為」発言に批判殺到(朝鮮日報)
韓国最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が、釜山市内で襲われた直後に入院していた釜山大学病院からソウル大学病院に移送されて手術を受けたことに関して、呂善雄(ヨ・ソンウン)元青瓦台(大統領府)青年疎通政策官が「李在明代表や共に民主党に反する医療行為が行われ、万一でも悲劇的な状況が発生すれば、これは耐え難いことだ」と発言していたことが明らかになり、物議を醸している。 (中略)
ニュースアンカーが「共に民主党内でも李在明代表が治療を受けた病院に関して、政務的に判断が足りなかったという指摘があるのか」と質問した時、呂善雄氏が答えた言葉だった。
呂善雄氏は「李在明代表は(現大統領の尹錫悦〈ユン・ソンニョル〉)大統領と大統領選挙で共に競い合った。そして、有力な次期大統領選候補であり、世論調査で1位に挙がっている有力な政治指導者だ。李在明代表に対して事実上の暗殺が試みられたいわゆる非常事態だったが、このような非常事態では通常とは違う決定をせざるを得ない」と言った。
また、「移送により取りざたされている特恵問題も、洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱市長が言ったように実に幼稚だ。儀典序列8位、首相級、副首相級に該当する人物が事実上、暗殺されかけたのに、この非常事態で一般人であるかのように同じ規定をあてがわれることにより、こうした評価をするのは適切なのだろうか…」とも述べた。
(引用ここまで)
イ・ジェミョンが暴漢に襲われた後に釜山大学病院に収容されたのですが、共に民主党サイドからの要望に従ってソウル大学病院に再移送された件について、いまだに韓国では熾火がくすぶっています。
ドクターヘリを使って、いわば特別扱いでソウル大学病院に移送されたことについて、各地の医師会は抗議をしているとのニュースをお伝えしましたね。
「患者を平等に扱う」との建前を政治家自らが崩したわけで。
まあ、韓国ではそんなことは建前に過ぎないのが実際です。
記事にあるように「イ・ジェミョンほどの人物であれば当然そのように扱われるべきだ」との認識になるのでしょうけども。
ただ、この「イ・ジェミョン代表と共に民主党に反する医療行為」って言葉の裏には隠された一面がありまして。
釜山という土地柄は基本、保守地盤なんですよね。
ムン・ジェインが圧勝した2017年の大統領選挙でもムン・ジェインの得票率38.71%に対してホン・ジュンピョ31.98%とそこそこ拮抗した戦いになったほど。
ちなみにソウルは42.34%対20.78%とダブルスコアでムン・ジェインの圧勝。
保守がさらに強い大邱や慶尚北道には及びませんが、それでも釜山が保守の強い地盤のひとつであるのは間違いありません。
そんな地盤の病院にイ・ジェミョンを入院させておいたらなにが起きるか分からない、との認識が左派にはあるのですよ。
それが「イ・ジェミョン代表と共に民主党に反する医療行為」という言葉に込められているのです。
韓国の地域対立はまだまだ払拭できていないってことですね。
さらにいうと医療現場で「なんでイ・ジェミョンは好きなところに転院できて、わたしができないのだ」ってクレームが入りまくってるそうですよ。
「なぜ私は希望する病院に無料搬送してもらえないのか」 共に民主・李在明代表のヘリ転院に抗議相次ぐ(朝鮮日報)
こちらの記事によると救急医学医師会会長からもクレームがついたとのこと。
医師からも「転院を希望する患者を説得するのに疲れた。イ・ジェミョンは本当に悪い先例を残した」とのコメントもあります。
……ま、そりゃそうなるよね。
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