テスラ、ドイツ工場を2週間休止 紅海迂回で部品不足

テスラ、ドイツ工場を2週間休止 紅海迂回で部品不足
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR120450S4A110C2000000/

『【フランクフルト=林英樹】米テスラは11日、ドイツ・ベルリン郊外にある電気自動車(EV)生産工場「ギガファクトリー」を2週間休止すると決めた。イエメンの親イラン武装組織フーシによる攻撃で紅海航行を停止し、迂回する商船が増えたことで、部品不足が深刻化したため。ロイター通信が報じた。

29日から2月11日まで「モデルY」を生産する独ブランデンブルク州グリューンハイデにあるギガファクトリーの操業を止める。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘に絡み、フーシは紅海周辺で商船への攻撃を強めている。

デンマークのAPモラー・マースクや独ハパックロイドなど海運大手は危険性が高いとして紅海運航を一時停止し、アフリカ南端の喜望峰を経由する迂回ルートに切り替えている。アフリカを回ると追加で10日〜2週間かかり、輸送費も高くなる。

テスラは「輸送時間が大幅に長くなり、サプライチェーン(供給網)にギャップが生じている」とし、EV向け部品不足から完成車工場の一時休止を決めた。紅海迂回による影響から世界各地の企業に供給網の混乱が生じているが、ロイターによると大手製造業が工場を止めるのは初めてだという。

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