暖冬基調続く、それでも時折寒気が南下
編集委員・気象予報士 安藤淳
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD093BD0Z00C24A1000000/
『■ウェザープラス 日本は年明け後も、暖冬気味の天候が続いている。北極の寒気は例年に比べて弱く、世界全体で見ても寒さが特に厳しいのは北欧やロシアの一部などに限られる。それでも2週間に1回程度は日本付近に寒気が南下し、冷え込む日がある。能登半島地震の被災地では、ここしばらくは雨や雪の降りやすい日が多い見込みだ。気温が高めのため湿った重たい雪となり、損傷した建物の倒壊につながる恐れもある。
北極を取り巻…
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『▼湿った雪
雪の結晶は氷点下の大気中で成長するが、落下してきた時に地上付近の気温が高いと一部が解けて水分を含むようになる。こうした水分が多い雪を湿った雪と呼ぶ。1ミリメートルの降水量に相当する雪が降った場合、水分を含まないと2センチメートル程度積もることがあるが、湿っていると1センチメートルに満たないケースも多い。したがって積雪の深さは同じでも、湿っているほど重くなる。』