北朝鮮、完全に「韓国は別国家」との大転換で「国父・金日成」の言葉すら否定してしまう……

北朝鮮、完全に「韓国は別国家」との大転換で「国父・金日成」の言葉すら否定してしまう……黄海での大規模砲撃演習はその一環か: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/501995303.html

 ※ 『これ、北朝鮮の国家的アイデンティティのレベルで変化があったと見るべきです。』…。

 ※ 継続して注視を要する事がらだ…。

 ※ 『北朝鮮の憲法序文にこんな一節があります。

  「祖国統一の根本原則と方法を提示し、祖国統一運動を全民族的な運動に発展させ全民族の団結した力で祖国統一の偉業を成就するための途を開いた。」』…。

 ※ まあ、「実質的意味の憲法」としては、「成文の憲法」よりも、「党」のほうが上位にあるんだろう…。

『西海実弾砲撃で挑発した北朝鮮「民族の概念、我々の認識から消した」(中央日報)

北朝鮮が5日、西海(ソヘ、黄海)上で実弾射撃訓練をしたことに関連し、「大規模な砲射撃と機動訓練を実施した大韓民国の軍事行動への当然の対応」とし「民族、同族という概念はすでに我々の認識から削除された」という立場を明らかにした。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮人民軍総参謀部はこの日、「西海の海上緩衝区域という白翎島(ペクリョンド)と延坪島(ヨンピョンド)北側水域で海岸砲射撃をしたという大韓民国軍部の主張は世論を誤導する完全に無理のある主張」とし「退避と対応射撃をしたのも、わが軍隊の訓練に情勢激化の責任を負わせようという常套手法」と主張した。続いて「海上実弾射撃方向は白翎島と延坪島に間接的な影響も与えない」とした。

また「新年早々から全国境線付近で大規模な砲射撃および機動訓練をした大韓民国軍部の軍事行動に対するわが軍隊の当然の対応行動措置」とし「敵がいわゆる対応という口実の下で挑発する行動を敢行する場合、わが軍隊は前例のない水準の強力な対応を見せる」と強調した。
(引用ここまで)

 北朝鮮が韓国に対して「南朝鮮」ではなく「大韓民国」と呼びはじめたのが去年の7月頃でした。

 このあたりから対韓国の外交政策について大転換があったのではないかとされていましたね。

「大韓民国」異例の呼称 統一政策を転換?―北朝鮮(時事通信)

 去年末には「統一は成し遂げられず」と声明して、対韓国の政策転換が決定づけられました。
 それに付随して北朝鮮のサイトからは南北統一についてのコーナーが消去されました。
 さらに韓国について外務省が管轄になる組織改編が行われたとされています。

偵察衛星、24年に3基打ち上げ 韓国と統一「成し遂げられず」―北朝鮮(時事通信)
北朝鮮「統一」サイト削除 対韓HP、政策転換一環か(産経新聞)

焦点:北朝鮮の対韓政策に変化、「敵対国」として外務省管轄へ組織改編(ロイター)

 かつ、その上で海岸砲を200発打つという挑発行為を行ったと。

 追撃するように海岸砲発射についての論評で「民族、同族の概念は我々の認識から削除された」と宣言。

 これ、北朝鮮の国家的アイデンティティのレベルで変化があったと見るべきです。
 北朝鮮の憲法序文にこんな一節があります。

 偉大なる指導者金日成同志は、民族の太陽であり祖国統一の救星である。金日成同志は、国の統一を民族至上の課業に掲げ、その実現のためあらゆる労苦と心血を注がれた。金日成同志は、共和国を祖国統一の最も強固な墨塁にする一方、祖国統一の根本原則と方法を提示し、祖国統一運動を全民族的な運動に発展させ全民族の団結した力で祖国統一の偉業を成就するための途を開いた。
(引用ここまで)

 「朝鮮民主主義人民共和国」の国父である金日成は「統一の偉業を成就するための途を開いた」のですね。
 つまり、「統一は北朝鮮の最優先課題である」との宣言なのです。
 金日成の言葉は絶対である北朝鮮において、その言葉の否定はあり得ざる罪……なのですが。

 実際にキム・ジョンウンはその方向に動いている。現実を受け入れた、といえば簡単な話ではありますが。
 場合によっては糾弾されかねない行動ですらあるのです。

 国家として韓国を扱う、というのは北朝鮮にとってそれくらい大きな政策転換なのです。
 ……それでなにか起きるのかといったら「現実の追認なのでなにも起きない」とすべきでしょうけども。
 でもまあ、「同じ民族だから北朝鮮の核は韓国に向かわない」とする認識はもはや通用しないと思ったほうがいいでしょうね。

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