北朝鮮、韓国大統領を批判 「核戦力増強に正当性」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM030LZ0T00C24A1000000/
『2024年1月3日 16:29
【ソウル=藤田哲哉】北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹で朝鮮労働党副部長の金与正(キム・ヨジョン)氏は2日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の新年の辞に反発する談話を発表した。
米国の「核の傘」を軸とした拡大抑止の強化を掲げる尹氏の「功労」によって、北朝鮮の核戦力の増強に「正当性を与えてくれた」などと指摘した。
尹氏は1日の新年の辞で拡大抑止の強化について「…
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『尹氏は1日の新年の辞で拡大抑止の強化について「今年上半期までに増強された韓米の体制を完成させる」と表明した。
金与正氏は文在寅(ムン・ジェイン)前大統領についても「聡明で秀でて狡猾(こうかつ)な人物」と言及。
南北対話を進める一方で「裏では米国製F35Aを数十機ずつ搬入し、数隻の潜水艦を就役させた」として「うわべだけの平和の意思に足を引っ張られ、少なからぬ時間を費やしたのは大きな損失だった」と批判した。
韓国海軍は3日、黄海から日本海にわたる海域で駆逐艦など艦艇13隻と航空機3機が参加する艦砲射撃訓練と海上機動訓練を実施したと発表した。
K9自走砲の射撃訓練の様子(2日、江原道)=韓国国防省提供
これに先立つ2日には韓国陸軍が大規模な射撃訓練を実施。訓練には西部戦線から東部戦線まで全線にわたって15個の師団級部隊などが参加した。「仮想敵」による挑発があった場合を想定し、自走砲や戦車などによる砲弾射撃を実施した。
韓国メディアによると、全線で同時に砲兵と戦車砲の射撃訓練を行ったのは極めて異例だ。
金正恩氏は12月31日、平壌の党中央委員会本部庁舎で軍の指揮官らに対し「敵の無謀な挑発によっていつでも武力衝突が起こりかねない」と述べた。 』