今年のパースペクティヴの収穫。
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『まさか習近平が東條英機を学習する日が来るとは思わなかった。
「一帯一路」とはまったく「大東亜共栄圏」なのである。
米国シンクタンクもそこを掴んでいるというところがまたすごい。おいおい話そう。
とにかく「一路」には意味はなかったのだ。
「スタン国家」ですら中共の思い通りにはならぬ。なぜならロシアのほうが「スタン国家」へは強力に工作することができる。中央アジアでは北京はどうしてもロシアの介入を排除できないからだ。
それでも敢えて掲げておくのは、シナ人のレトリックとして「対聯」にしないと格好がつかないからにすぎない。
内心ではとっくに「一帯」だけが頼みだ。マハン流だ。
そして「一帯」には希望があるのだ。
有史いらい、東南アジア全域を「制覇」できた権力者として、東條英機が光っているからである。
習はそのひそみにならう。
東條は何によって東南アジアを支配できたか? 対英米の海軍力である。
だから内陸砂漠開発などほったらかしで、沿岸部から東の海上へ突出することだけに集中した。
大都市が沿岸にすでに無数にできているということは、作戦補給点のインフラ整備を何もしなくていいということ。何もない砂漠を陸軍が西へ進むより、ずっと利巧だ。
それで薫軍が任用された。
海軍力により東條式に東南アジアを攻略し、東南アジアに「井上成美式航空基地群」を建設し、アフリカから迂回的に北上して、全ユーラシアを席捲する。これでマッキンダー流の対米対決地盤は完整される。
それに対して米軍はどう対抗するか。
彼らは「ガダルカナル」を研究した。あれだけ戦意満々だった日本の大本営はなぜガ島から占領軍を引き退がらせる気になったか? 米軍が日本の輸送船を徹底的に沈めまくったからだ。
同じ手は中共にも通じるだろうというので、数千発のオーダーで対艦ミサイルを蓄積することに決めた。
これがそっくり日本の2022-12-16閣議決定の安保三文書にも反映されている。
ところが米国内では高性能な空対艦ミサイルのマスプロに必要なサプライチェーンがとても細い。そこで、安価な自爆特攻型無人機を万単位で量産することに……。これがレプリケーター・イニシアチブ。
沈める対象は、遠洋漁船6500隻。「Ro-Ro」船100隻。軍艦400隻。高速コンテナとタンカーとばら積み船と客船、数千隻。
このうち、レーダー連動のまともな対空戦闘ができそうなのは数十隻。その数十隻に対しては、各艦あたり11発以上の対艦ミサイルを配当し、同時異方向から集中する。』