EUのウクライナ支援、加盟国の全会一致が必要ないBプランを準備中

EUのウクライナ支援、加盟国の全会一致が必要ないBプランを準備中
https://grandfleet.info/european-region/eu-aid-to-ukraine-in-preparation-for-plan-b-which-does-not-require-unanimity-of-member-states/

『EUによる総額500億ユーロのウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動に直面して不発に終わったが、加盟国27ヶ国の全会一致が必要ない「Bプラン」による200億ユーロの融資が検討されており、非軍事分野におけるウクライナの資金不足は解決する可能性が高い。
参考:EU readies €20bn plan B to fund Ukraine
非軍事分野におけるウクライナの資金不足は解決する可能性が高い

EUによる総額500億ユーロ(4年間で補助金170億ユーロ+融資330億ユーロ)のウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動に直面して不発に終わり、来年の2月1日に特別首脳会議を開催して再度協議が行われる見込みだが、ハンガリーの説得に失敗した場合のBプランが明らかになった。

出典:European Union

EUの関係者は「2月1日の特別首脳会議でオルバン首相が500億ユーロの支援を支持するのが最も現実的な方法」と前置きした上で「市場から資金を調達するBプランを検討している」と明かし、これはCOVID-19のパンデミック下で安価な1,000億ユーロを融資を加盟国に提供した方法に似ており、500億ユーロのウクライナ支援と最も異なるのは「実施に加盟国27ヶ国の全会一致が必要ない」という点だ。

このBプランに必要なのはドイツやオランダといった信用格付けの高い国による債務保証で、EUは最大200億ユーロの資金を市場から調達してウクライナに提供することを想定しているらしく、英国のFinancial Times紙は「これが実現すればウクライナは財政赤字を維持でき、紙幣を刷ることによるインフレのリスクを回避できるようになる」と說明しているが、同時に「当初支援と比較した場合のデメリットは資金供給が融資に限定され補助金が含まれていない点だ」と指摘している。

出典:European Union

但し、EUの関係者は「加盟国とウクライナの二ヶ国間で補助金を提供する可能性がある」と言及しており、Bプランの正体はEUの通常予算から予定していたウクライナ支援を「市場からの融資」と「二ヶ国間での補助金」に置き換えて「ハンガリーの拒否権発動を回避する」というものらしい。

どちらにしてもEUによる経済支援は「ウクライナの2024年度会計に間に合う」と言われており、非軍事分野の資金不足は解決する可能性が高い。

2024年のウクライナとロシアの戦争の行方

当ブログが毎年実施する年末恒例のアンケートで、今年は趣向を変えて2024年のウクライナとロシアの戦争の行方に関する内容です。
(複数選択可能)

ウクライナは2024年に新たな攻勢を開始する
ウクライナは2024年の攻勢をキャンセルして守りに徹する
ロシアは2024年に新たな攻勢を開始する
ロシアは2024年の攻勢をキャンセルして守りに徹する
この戦いは2024年に何らかの決着を迎える
この戦いは決着が着かず2025年も続く
この戦いでウクライナが勝利する
この戦いでロシアが勝利する
この戦いに明確な勝者は生まれない 

 投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 68 』