イスラエル軍、空爆「正確」と主張 対レバノン境界で厳戒態勢
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023122800196&g=int

『【カイロ時事】イスラム組織ハマス掃討を目指すイスラエル軍の空軍参謀長は27日、動画を公開し、パレスチナ自治区ガザへの空爆について、「正確で、的を絞った作戦」を行っていると主張した。「イスラエルが無差別攻撃を行っている」という批判に反論した形だ。
「ハマス指導部にたどり着く」 イスラエル軍、長期戦へ決意
参謀長は、巻き添えになる人が最小限になるよう適切な爆弾を選択し、情報を基に標的を攻撃しているなどと説明した。一方で「戦争では間違いもある」とも語った。バイデン米大統領は12日、「イスラエルは無差別爆撃によって(国際社会で)支持を失い始めている」と懸念を表明していた。
イスラエル軍報道官は27日、3日連続で空爆を行っているガザ中部の難民キャンプで多くの戦闘員を殺害したと発表した。南部ハンユニスでは、新たに兵力を投入したという。また、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは27日、イスラエル軍がハンユニスの病院付近を空爆し、少なくとも30人が死亡したと報じた。
一方、イスラエル北部では、レバノン側からイスラム教シーア派組織ヒズボラによる攻撃が相次いでおり、報道によると、イスラエル軍トップのハレビ参謀総長は27日、「厳戒態勢にある」と語った。
戦時内閣メンバーのガンツ前国防相は、国際社会やレバノン政府がヒズボラに攻撃をやめさせないなら、「イスラエル軍が(ヒズボラの排除を)実行する」と明言した。 』