韓国の銭湯で感電事故が発生、3人の女性が亡くなる……どうやら銭湯での感電事故、よくあることの模様。韓国社会ではエスカレーターの逆走、橋の崩落、銭湯では感電に気をつけなければならない: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/501864718.html
※ 「装置」「設備」類は、必ず「劣化」「老化」するという観念が、無いから困るよ…。
※ 「見た目」に異常がなければ、正常に「機能する」ハズと、思うのだろう…。
※ 「メンテナンス」という概念が、乏しいのだろう…。
『温水バブル発生器漏電? 世宗市の銭湯で3人が感電死(朝鮮日報・朝鮮語)
世宗市鳥致院邑のある大衆浴場で入浴していた70代の女性3人が感電して病院に運ばれたが、3人とも死亡した。
世宗市消防本部と警察によると、24日午前5時37分ごろ、世宗市鳥致院邑のあるモーテル地下にある銭湯の女湯で入浴していた70代の女性3人が倒れたという通報が受け付けられた。
通報者の李某氏(69)は「更衣室にいたが、突然『うわっ』という音がして湯船の中をのぞき込んだところ、人々が倒れていた」と話した。
通報受付から8分ほど後に119救急隊が到着した時、パク某さん(71)とソン某さん(71)、ユン某さん(70)の3人は全員心停止状態で、心肺蘇生法を受けて病院に運ばれた。 しかし、同日午前、3人とも結局死亡した。 (中略)
警察関係者は「感電事故に遭った3人は全員温水浴場の中に入っていたことが把握され、湯船の外にいた1人は感電しなかった」とし「温水浴場の中に『バブル発生器』があったことが確認され、ここで漏電があったか集中的に調べている」と話した。
電気業界のある関係者は「湯内に設置するバブル発生器、水圧マッサージ器などは全て高出力ポンプを利用するため、常に漏電の危険性がある」と話した。
警察は電気安全公社、国立科学捜査研究所などと共に精密現場鑑識を通じて漏電原因など正確な事故経緯を調べる計画だ。
この銭湯は6月、韓国電気安全公社の安全点検で適合判定を受けたことが確認された。
点検当時、これといった異常は発見されなかったという。
しかし利用客は普段「建物が古くて漏電や火災など事故危険が憂慮される」という話をよくしていたと伝えられた。
銭湯周辺に住むある住民は「週末や休日によく利用するところだが、行く度に古すぎて不安だった」とし、「先日は入浴中に天井が一部崩れたこともある」と話した。
同日、建物の壁面に取り付けられた配電箱だけを見ても、一部の電線やゴム管などが配電箱の外に露出していた。 (中略)
銭湯感電事故は後を絶たない。
10月、慶尚北道亀尾市のある銭湯では排水作業をしていた60代の父親と40代の息子が感電事故で死亡し、2018年10月慶尚南道宜寧市のある銭湯でも感電事故で入浴中の男性2人が死亡、女性2人が負傷した。
(引用ここまで)
楽韓Webでは人が亡くなった事故をあまり取り上げない傾向にあるのですが、これはちょっと……。
ええっとですね、韓国の中でもかなり自治体としては裕福な世宗市で「銭湯で感電事故」が起きて高齢の女性3人が死亡。
「銭湯で感電事故」ってどういうこと? って感じて調べてたどり着いた記事。
銭湯での漏電による感電事故は韓国ではさほど珍しいものでもない模様。
記事によると今年も他に1件、5年前にもあったそうです。
今年はこれで3回目との記事もありました。4月と10月に1件ずつ。これ以前は5年前になるそうですが、これはコロナ禍で間が空いたからとのこと。
今回の事故はバブルバスの機械から漏電したそうですが……。
いくら施設が老朽化しているからっていっても水回りで漏電するようなものがあるのか。
……あるんだろうな、韓国なら。
昨日、ちらと書いたエスカレーターの逆走事故が頻発しているってニュースがありましたね。
その原因が減速機の耐用年数をはるかに超えて使用していること、および逆走防止装置が未設置だったこと。
耐用年数を超えているエスカレーターは6割近くに達しているのだけども、交換作業がまるで進んでいません。2027年を目処に交換して、逆走防止装置も取り付けるとの話。
景福宮駅でクラクラ逆走···こんなエスカレーター58%(SBS・朝鮮語)
橋に設置されている歩道部分が崩落したのも似たようなものでしたね。
【動画あり】韓国の橋がまた崩壊……わずか4ヶ月前に「安全性良好」と診断されていた橋だった(楽韓Web過去エントリ)
30年で崩落。まあ、6年で崩壊した例もあるので一概に老朽化が原因ともいえないのですが。
徹底したコストカット意識と安全性への配慮ゼロ。
まあ、これが韓国社会というものですかね。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex 』