ゼレンスキー大統領、軍が要求する追加動員は45万人~50万人と明かす
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『ゼレンスキー大統領は19日「ウクライナ軍が45万人~50万人の追加動員を提案している。これは深刻な数字でもっと多くの議論が必要だと軍に伝えてある」と明かし、まだ要求に同意していないものの「来年の反攻作戦」に大規模な追加動員が行われる可能性を示唆した。
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50万人の追加動員を行なうためには300万人の納税者を新たに見つけなければならない
ロシア軍の侵攻が始まると多くのウクライナ人男性が召集に応じ、2022年7月に当時のレズニコフ国防相は「動員によってウクライナ軍は70万人、国家親衛隊は9万人、国境警備隊と沿岸警備隊は計6万人、国家警察は10万人になった」「今のところ一般人(予備役)の追加動員は必要はない」「現在は軍が要求する専門技術を有した人々のみ招集を行っている」と?明していたが、ウクライナ軍は2022年冬から2023年春に争われた「バフムートの戦い」や2023年6月に開始した「反攻作戦」で消耗。
出典:Генеральний штаб ЗСУ
ウクライナ軍は「戦闘で生じた損失」や「部隊のローテーション」をカバーするため動員を細々と続けているものの、侵攻当初の危機感が去ったウクライナでは「侵攻当初の危機感」が消え去り、南部司令部のナタリア・グメニュク報道官も「人々からロシア軍との戦いに参加するという熱意が冷めつつある」と指摘している。
そのため軍事委員会による「非合法的な動員対象者の連れ去り」が多発、ニューヨーク・タイムズ紙も今月15日「ウクライナは戦死者の増加と戦場の膠着に直面しているため、軍の採用担当者による人員補充の方法はますます攻撃的になってる(記事のタイトルは人さらい)」と報じるほどだが、ウクライナ人兵士の親族らは「動員から18ヶ月間が経過した人々の動員解除」を要求しており、これにゼレンスキー大統領は応じる構えなので国民にとって「避けらそうもうない数十万人規模の追加動員がいつ行われるのか」が最大の関心事だ。
出典:СВ?Т НАВИВОР?Т ブダノフ情報総局長
ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将も最近「侵攻直後に軍に加わった人々は『客観的な理由』からほとんど軍に残っておらず、軍の規模を維持するためには動員が必要だ」「戦争には損失がつきもので動員なしでやっていけると考えるのは不可能だ」と述べていたが、遂にゼレンスキー大統領は「追加動員の具体的な規模」を口にした。
ゼレンスキー大統領は19日の記者会見で「ウクライナ軍が45万人~50万人の追加動員を提案している。これは深刻な数字でもっと多くの議論が必要だと軍に伝えてある。なぜなら人々や社会正義にも関わる問題だからで、防衛や財政などにも重大な影響を及ぼすだろう。もし45万人~50万人の追加動員を行えば5000億フリヴニャ=約2兆円の費用がかかる」と述べ、まだ軍の要求に同意していないものの「来年の反攻作戦を見据えた動員が数十万人規模になる」と暗示した格好と言える。
出典:PRESIDENT OF UKRAINE
他にも「2024年に戦争が終結するかどうかは誰にも分からない」「ロシアとの戦争戦略に変更はないが反攻作戦の結果を踏まえて戦術を変更する可能性はある。それは2023年末までに明らかになるだろう」「ザルジニーとの関係は上手くいっている」「1人の軍人を雇用するためには6人の納税者が必要で50万人の追加動員を行なうためには300万人の納税者を新たに見つけなければならない」「女性の動員は絶対に認めない」「2024年にドローンを100万機を生産する」とも言及。
因みに、記者に来年の目標を尋ねられたゼレンスキー大統領は「ウクライナ南部で苦労したのは周りの誰もが『私達の目標』を口にしたからだ」「今後の反攻作戦については何も明かせない」と述べている。
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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 29 』