Intel、ついに「Core Ultra」正式発表。Ryzenより高速、AIも推進
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1554546.html
※ Windows12への準備…、ということなのか…。
※ PCの新調への「お金」を、積み立てしといた方がいいのだろうか…。
※ サブ機もあるんだが(こっちは、まだ、Windows10)…。
※ いずれ、「対応する」となると、「金のかかる話し」になるだろうな…。
※ 数百台単位で抱えている、大企業とかは、どういうことになるんだろうか…。
※ ただ、謳い文句が「AI対応」である以上、「導入できた企業」と「できない企業」とでは、その「生産性」「業績」に、多大の差異が生じるであろう話しでもある…。
※ まあ、そういう「ツール」を、使いこなせる「人材」を、どれだけ揃えているのか、という話しでもあるが…。
※ おそらく、「要所要所(そういうツールの支援が必須な、戦略を考える人材・部署)」に配置していく…、というような感じになるんだろう…。
※ そういう「支援」までは、要しない「末端の人材・部署」には、これまで通りの「機材」を当てがう感じか…。
※ しかし、そういう「シン・クライアント」みたいな「機材(OS、CPU)」まで、面倒見てくれるものなのか…。
※ 今のところ、そういう情報には、お目にかかっていない…。
※ 下記の「Core Ultra U」というのが、「廉価版」かとも思ったが、そうでもなさそうだ…。
※ ただ、『
- Intel Core (iなし)
対して、従来ブランドをアップグレートする Intel Core も第1世代からカウントされますが、Meteor Lakeでなく、従来の Raptor Lake のアップグレード (Refresh)です。
“Mainstream” という位置づけで、Core Ultraと並行して販売される形でしょう。
』というものには、当たったんで、何かしらの「対策」は立てているんだろう…。















『 劉 尭
2023年12月15日 00:00
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Intelは、かねてより予告していたMeteor Lakeこと「Core Ultra」を正式発表した。既にOEMや各PCメーカー向けに出荷開始しており、搭載製品も続々と登場する予定だ。
Core Ultraはコンピュートタイルに最新の「Intel 4」製造プロセスを採用しており、EUV露光により従来のIntel 7の高性能ロジックライブラリと比較して2倍のエリアスケーリングを達成しつつ、電力効率は20%以上したという。
設計としては、新たにEコアとEコアを独立させたコンピュートタイルを採用しつつ、エネルギー効率に最適化しバックグラウンド実行のタスクに最適なローパワーアイランド、機能別に細分化され、それぞれに最適な製造プロセスを採用する「3Dパフォーマンスハイブリッドアーキテクチャ」が特徴。
Core Ultra
Core Ultraのパッケージ。2種類あるようだ
Core Ultraのウェハ
これにより、同じような電力消費の環境下では、競合のRyzen 7 7840Uと比較して11%高速。一方でNetflixビデオ再生といった低負荷時は、LP Eコアを駆使することで、従来のCore i7-1370Pと比較して消費電力を25%削減。競合のRyzen 7 7840Uと比較すると、Windowsデスクトップでのアイドル状態では実に79%も電力が削減できるという。
Core Ultraシリーズの主な特徴
3DパフォーマンスハイブリッドアーキテクチャやIntel 4プロセス、Intel Arc GPU、AIの搭載が特徴
Core Ultraの主な仕様
CPU/GPUコアの設計と性能、そしてAI処理に向けたNPUを搭載
コンピュートタイルのうちEコアは、分岐予測の強化、Intel Thread Directorフィードバックの強化、VNNIのようなAI関連命令の新規サポートにより性能向上を図り、前世代からIPC(クロックあたりの命令実行数)が向上した。
Pコアも同様に分岐予測の強化とIntel Thread Directorフィードバックの強化を行なったのほか、バンド幅の拡張により性能が向上した。
これにより、「Core Ultra 7 165H」はRyzen 7 7840Uと比較してシングルスレッド性能は12%高速、マルチスレッド性能は11%高速。実アプリベースのベンチにおいては、UL Procyon Video Editingでは31%、PugetBench for Premiere Proでは41%、PugetBench for Lightroomでは19%高速だという。
薄型フォームファクタに最適なx86
Intel 4プロセスの採用により性能が向上
3Dパフォーマンスハイブリッドアーキテクチャの特徴
競合と比較した際のマルチスレッドCPU性能
従来のCore i7-1370PからNetflix再生時の消費電力が削減
Ryzen 7 7840Uとの消費電力比較。特にアイドル時はLP Eコアが働くことで大幅に減少するという
コンピュートタイルの詳細
Eコアの強化点
Pコアの強化点
シングルスレッドの性能比較。Ryzen 7 7840Uより12%高速だという。Core i7-1370Pよりは低いが、これはCore i7-1370Pが最大5.2GHzで動作するためだと思われる(Core Ultra 7 165Hは5GHz)
マルチスレッド性能では競合や従来モデルより向上する
ところが実アプリでは競合を大きくリードする場面も
また、Intel ArcベースのGPUも特徴としており、Xe LPコアからXeコアとなった。8基のレイトレーシングユニットを内蔵したほか、従来からベクターエンジン/サンプラー/ピクセルバックエンドが33%増加(それぞれ128基、8基、4基)。AV1ビデオのサポートや、AIにおけるINT8推論処理を高速化できるDP4Aエンジンを備え、従来の第13世代Coreと比較して最大で2倍の性能向上を実現。Ryzen 7 7840Uと比較しては5%高い値を示したとしている。
ディスプレイはHDMI 2.1、DisplayPort 2.1およびeDP 1.4をサポート。解像度は最大で8K/60Hz/HDRまたは4K×4/60Hz/HDR、もしくは1080p/1440pの360Hz。
Intrel Arc GPUの特徴
従来の第13世代Core内蔵GPUと比較すると最大で2倍高速化した
競合のRyzen 7 7840Uと比較しても優位だという
XeSSを利用すれば電力効率と性能を引き上げられる
XeSSを利用した際の性能向上。平均で39%程度だが、2倍以上になるタイトルも
XeSSを利用すれば、従来のCore i7-1370Pの3倍となる性能も叩き出せる
CPUとGPUに加えて、AI処理に特化したNPUも備えており、いずれもAI処理が可能で、最大34TOPSの処理性能を提供する。ローンチ時で既にOpenVINOフレームワークを介してNPU/GPU/CPUに対しシームレスにFP16/INT8の実行が可能なため、競合を大きく引き離し、2024年には100以上のAIソフトウェアパートナーが対応する予定だとしている。
メモリはDDR5-5600もしくはLPDDR5/LPDDR5X-7467。インターフェイスとしてはThunderbolt 4×4、USB 3.0×2、USB 2.0×10、SATA 6Gbps×2をサポートするほか、PCI Express 5.0を8レーン、SSD接続用PCI Express 4.0を12レーン、そのほかPCI Express 4.0を8レーン持つ。Wi-Fi 7/6EおよびBluetooth 5.4/5.3、LE Audioの対応も謳われている。
AIエンジンの採用
OpenVINOの対応や、多くの開発者が対応を示していることで優位性をアピール
対応アプリでは大きく性能が向上する例
NPUを内蔵したことで、AI処理が高速化
現時点で競合は一部AI処理をNPUやGPUで実行できないが、Intelは全対応
生成AIに対応することを謳う
ローカルでLLaMa2-7Bが動作したという
対応アプリの増加
2024年には100のAI ISV対応を目指す
AI PCを推すIntel
対応メモリやインターフェイスなど
プラットフォームとしてWi-Fi 7やThunderbolt 4、Bluetooth 5.4といった最新インターフェイスに対応可能
「H」は28W、「U」は15Wでそれぞれ4SKU展開。一部モデルは2024年第1四半期
Core Ultraでは、「H」と名付けられたモデルのベースパワーは28W、「U」と名付けられたモデルのベースパワーは15Wとなる。ローンチ時は「Core Ultra 7」と「Core Ultra 5」のみで、「Core Ultra 9 185H」およびベースパワーが9WのCore Ultra Uシリーズは2024年第1四半期の投入予定。
各SKUの相違点は、Pコア数(とそれに伴うラストレベルキャッシュの容量)、最大動作クロック、GPUの違いとなっているのが印象的で、Eコアは8基、LP Eコアが2基というのは上から下まで一貫している。
Core UltraのSKU
プロセッサ出荷済みで、搭載PCも即日より提供開始の予定だ
エッジAIを実現するCore Ultra
Core Ultraの特徴まとめ
【表】Core Ultra Hプロセッサプロセッサナンバー コア/スレッド数 Pコア Eコア LP Eコア LLC Pコア最大動作クロック Eコア最大動作クロック GPU GPU最大周波数 Xeコア ベースパワー 最大ターボパワー
Core Ultra 7 165H 16/22 6 8 2 24MB 5GHz 3.8GHz Intel Arc GPU 2.3GHz 8 28W 64/115W
Core Ultra 7 155H 16/22 6 8 2 24MB 4.8GHz 3.8GHz Intel Arc GPU 2.25GHz 8 28W 64/115W
Core Ultra 5 135H 14/18 4 8 2 18MB 4.6GHz 3.6GHz Intel Arc GPU 2.2GHz 7 28W 64/115W
Core Ultra 5 125H 14/18 4 8 2 18MB 4.5Ghz 3.6GHz Intel Arc GPU 2.2GHz 7 28W 64/115W
【表】Core Ultra Uプロセッサプロセッサナンバー コア/スレッド数 Pコア Eコア LP Eコア LLC Pコア最大動作クロック Eコア最大動作クロック GPU GPU最大周波数 Xeコア ベースパワー 最大ターボパワー
Core Ultra 7 165U 12/14 2 8 2 12MB 4.9GHz 3.8GHz Intel Graphics 2GHz 4 15W 57W
Core Ultra 7 155U 12/14 2 8 2 12MB 4.8GHz 3.8GHz Intel Graphics 1.95GHz 4 15W 57W
Core Ultra 5 135U 12/14 2 8 2 12MB 4.4GHz 3.6GHz Intel Graphics 1.9GHz 4 15W 57W
Core Ultra 5 125U 12/14 2 8 2 12MB 4.3GHz 3.6GHz Intel Graphics 1.85GHz 4 15W 57W
【表】2024年第1四半期投入予定のSKUプロセッサナンバー コア/スレッド数 Pコア Eコア LP Eコア LLC Pコア最大動作クロック Eコア最大動作クロック GPU GPU最大周波数 Xeコア ベースパワー 最大ターボパワー
Core Ultra 9 185H 16/14 6 8 2 24MB 5.1GHz 3.8GHz Intel Arc GPU 2.35GHz 8 45W 115W
Core Ultra 7 164U 12/14 2 8 2 12MB 4.8GHz 3.8GHz Intel Graphics 1.8GHz 4 9W 57W
Core Ultra 5 134U 12/14 2 8 2 12MB 4.4GHz 3.6GHz Intel Graphics 1.75GHz 』