米国、ガザ作戦縮小の重要性「イスラエルと合意」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1606Q0W3A211C2000000/
『【ワシントン=坂口幸裕】米政府高官は15日、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルとパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦の縮小を検討することで合意したと明かした。現在の大規模攻撃からハマス幹部らに標的を絞る正確さを重視した手法に移行し、民間犠牲者を抑える狙いがある。時期や条件については言及を避けた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、サリバン米大統領補佐官(国家安全…
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『米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が14日にイスラエルのネタニヤフ首相らと会談した際「局所的な作戦への移行が次の重要なステップになると合意した」と記者団に語った。
イスラエルのガラント国防相がハマスとの戦闘は数カ月続くとの認識を示したことをめぐっては「同意見だ」と明言した。一方、その前提として大規模な軍事作戦から「次の段階へ移行することを検討する重要性を話し合った」と説明した。
カービー氏は「そこに至るまでにどのような条件を満たす必要があるか詳細には立ち入らない」と述べるにとどめた。米紙ニューヨーク・タイムズによると、米政府はイスラエルが3週間以内にガザでの作戦をより正確な戦術に切り替えるよう求めている。
米CNNテレビは米情報機関の分析として、ガザで戦闘が始まった10月7日以降にイスラエル軍が使用した爆弾のうち半数近くが精度の低い無誘導弾だったと報じた。
ガザ保健省によると、10月7日以降に1万8千人以上のパレスチナ人が死亡した。イスラエル軍がガザの人口密集地で無誘導弾を投下し、民間犠牲者の拡大につながった可能性がある。
バイデン米大統領は12日、首都ワシントンで開いた会合で支持者を前に「イスラエルは無差別爆撃によって支持を失いつつある」と批判。米政府は軍事支援するイスラエルに民間人を保護する取り組みを強化するようかねて要求しており、作戦を次の段階に移行する時期が焦点になる。』