イスラエル、同国人の人質誤射で3人死亡 ガザ戦闘中に

イスラエル、同国人の人質誤射で3人死亡 ガザ戦闘中に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR15DX20V11C23A2000000/

『【ロンドン=大西康平】イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ北部シャジャイヤでの戦闘中に、イスラム組織ハマスに拘束されていたイスラエル人の人質3人を誤って射殺したと明らかにした。米CNNなどが報じた。

軍の広報担当者は「悲劇的な事件に対して深い反省の意を示し、遺族に心からのお悔やみを申し上げる。確認のために遺体をイスラエル側に移送し、イスラエル人の人質だったことが明らかになった」と話したという。

1日まで7日間の戦闘休止期間中にハマスは外国人を含む人質約100人を解放したが、イスラエルはいまだ100人以上が拘束されているとみている。シャジャイヤではハマスが抗戦を続けており、ここ数日間は激しい戦闘が発生していた。

イスラエル政府は15日、ガザ南部との境界にあるケレム・シャローム検問所からの人道支援物資の搬入を一時的に認めることを決めた。人道危機への批判を和らげる思惑があるようだ。これまではエジプトとガザ境界のラファ検問所に限定していた。ガザへの支援物資は乏しい状況が続き、米国や国連がより多くの搬入を求めていた。

ガザでの市民生活の苦境は続いている。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は14日、イスラム組織ハマスとの衝突が始まった10月7日以降で、人口の85%以上にあたる190万人が避難を余儀なくされていると発表した。複数回の避難を強いられたケースもあるという。同地区で死亡した職員も計135人に達した。』