ロシア軍の、ある特殊部隊分遣隊の、カラシニコフの最新型拳銃についての不満。

ロシア軍の、ある特殊部隊分遣隊の、カラシニコフの最新型拳銃についての不満。これが文書になっている…。
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『Defense Express の2023-12-10記事「Kalashnikov Still Bad at Making Handguns: russian Special Forces Destroy Lebedev Pistol With Critical Review」。

   ウクライナ国内のもうひとつのOSINT団体である「Inform Napalm」が面白いリポートをまとめている。

 ロシア軍の、ある特殊部隊分遣隊の、カラシニコフの最新型拳銃についての不満。これが文書になっている、と。

 MPL=レベデフ・モデュラー・ピストル は、射撃しているうちにバラけてしまう。そして384発撃った後は、まるごと兵器廠へ送り返して、徹底修理してもらう必要がある。

 もともとのアイアンサイトをいじくりまわしたのが裏目に出ている。これで照準すると近弾になってしまう。

 特殊部隊所属の射撃の上手い奴が、距離50mで同じ標的を狙って射撃したら、「グロック17」よりも11cmも低いところに弾着すると判った。

 レベデフ拳銃には、コリメーター照準器(いわゆるレッドドットサイト。ユーザーの眼球の位置が接眼レンズの真後ろにはなくとも、光学サイト内の標的に、光る印が重なって見えるよう、銃を保持するだけで、射弾は当たる仕組みになっている)がついているのだが、サイレンサーのおかげで1発発射するとそのレンズが曇ってしまって、狙いをつけることが不可能になってしまう。

 カラシニコフのマウントは同社だけの独特のものなので、これに西側製のコリメーターをとりつけようと思ったら、アダプターが必要。そしてその螺子は、20発発射すれば、緩んでしまう。

 この拳銃の「バレル・ブッシング」。銃口にネジで嵌っているのだが、そこにサイレンサーをとりつけて160発発射すると、サイレンサーとブッシングは固着し、徐々に螺子がゆるむ方向に一緒に廻り始めるという。

 2021年時点でこの拳銃には、「エジェクター」が空薬莢と一緒にすっとんで行ってしまうという欠陥があったのだが、「エジェクター」を熔接固定してしまうことによって、カラシニコフ社はその問題を解決した。その代わり、手入れをするときにエジェクターは外せなくなった。

 セフティレバーはノッチが甘すぎ、うっかり知らぬ間に動かしてしまう危険がある。分解した拳銃をセフティレバーなしで再結合することも可能だという。

 分解・組み立てには「特殊な専用工具」と特殊技能が必要で、これは軍用銃としての致命的な欠点だ。細かい部品も多いので、明るい室内でなくば、分解手入れは推奨されない。

 そこで、ユーザーの隊員は、この拳銃を384発発射したら、補給廠へ拳銃をまるごと送り返して、そこで専門の武器係に手入れをしてもらうように、マニュアルによって指導されている。』