オーストラリア、パプアと安全保障協定 中国に対抗

オーストラリア、パプアと安全保障協定 中国に対抗
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB075D60X01C23A2000000/

『【シドニー=渡辺夏奈】オーストラリアとパプアニューギニアは7日、安全保障協定を結んだ。防衛や海洋安保など幅広い分野で協力関係を築く。インド太平洋で影響力を拡大する中国に対抗する狙いがある。

豪州のアルバニージー首相とパプアのマラペ首相がキャンベラで会談し、合意した。アルバニージー氏は会談後の記者会見で「歴史的な合意だ。豪州がパプアの安全保障需要に対応するための支援が容易になる」と述べた。

協定に…

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『協定には防衛など14の協力分野を盛り込んだ。「一方の国に安全保障の問題や主権への脅威があった場合、他方の国に援助を要請できる」と定めた。

具体策として、豪州がパプアでの警察官の採用・捜査訓練センターの設置を支援する。将来は太平洋地域の他の国の警察組織の訓練も受け入れる。豪州はパプア支援に2億豪ドル(約200億円)を拠出する。

パプアは5月に米国とも防衛協力協定を結んだ。米軍がパプアの海軍基地や空港を使えるようにした。豪州は1月からパプアと協定締結に向けた協議を進めてきたが、同国内で主権侵害を懸念する声が上がり合意に時間がかかっていた。

マラペ氏は記者会見で「我々は(中国と米豪の)どちらかを選ぶことはない。特定の国との関係は他の国との関係を犠牲にするものではない」と語った。 』