金主愛

金主愛
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キム・ジュエ
金主愛
김주애
生誕金主愛
2012年（10 – 11歳）
朝鮮民主主義人民共和国の旗北朝鮮
住居朝鮮民主主義人民共和国の旗北朝鮮、平壌
国籍朝鮮民主主義人民共和国の旗北朝鮮
別名尊敬するお子様
民族朝鮮民族
市民権朝鮮民主主義人民共和国の旗北朝鮮
教育不明
職業なし
北朝鮮最高指導者(可能性)
時代現在
テレビ番組朝鮮中央テレビ
肩書き尊敬するお子様
前任者金正恩
宗派無神論
親金正恩（父）
李雪主（母）
家族白頭血統
金主愛
各種表記
チョソングル： 김주애
漢字：金主愛
発音：キム・ジュエ
日本語読み：きん・しゅあい
RP式：
MR式： Gim Juae
Kim Chu-ae
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金主愛（キム・ジュエ、朝：김주애、2013年 – ）は、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の最高指導者金正恩の娘。2023年には朝鮮の新星、女将軍といった称号が付与されたとされている[1]。

略歴

金主愛は、北朝鮮の最高指導者金正恩とその妻である李雪主の間に生まれた[2]。一般に2013年生まれと考えられている[3]。

李は2012年に北朝鮮メディアから著しく姿を消していたが、後に妊娠に原因があったと報じられた[4][5]。

金主愛の名は、北朝鮮国外にはその翌年、金正恩と個人的に近しい関係にあるデニス・ロッドマンによって北朝鮮訪問後に明らかにされた[6][7]。ロッドマンは正恩を「良き父親（good dad）」と褒めた[7][5]。

また、主愛には、2010年に生まれた兄と2017年に生まれた弟もしくは妹がいると思われる[8][4]。

主愛が公の場に初めて現れたのは2022年11月のことである[2][3]。

国営メディアは最初のころは、金正恩の「愛するお子様」と呼んでいたが、すぐのちに「尊敬するお子様」と形容し始めた[9][10]。「尊敬する」は、金正恩をはじめとする最も位の高い人物にしか用いられない[10]。

2023年2月7日には、朝鮮人民軍創建75周年記念宴会に参加し、翌日の朝鮮中央通信は、正恩とのツーショットや金夫妻や幹部に囲まれて中央に座る写真を掲載した[11]。

北朝鮮が主愛の存在感を強調していることについて、大韓民国の国家情報院は、「世襲政治を続けるという正恩氏の意志を示すもの」と報告した[12]。

加えて、一部の専門家は、主愛が正恩の後継者の一人に選ばれたと分析している[12]

一方、男子の世継ぎが居ることや、時期尚早であることなどを理由に疑問視する声もある[13]。

2023年11月27日にはラジオ・フリー・アジアが北朝鮮国内からの情報として、11月下旬の軍事偵察衛星の打ち上げ成功を祝う記念講演会の際に朝鮮労働党の組織指導部が主愛を『朝鮮の新星（金主愛）女将軍』と呼称し、神格化が始まったと報じており[14]、韓国統一部は綿密に様子を見守る立場をとったものの、脱北者である韓国の太永浩国会議員は報道が事実ならば後継手続きが終わったことを意味するとの解釈を披露した[1]。

金一族家系図
金日成家族

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脚注

^ a b “金正恩氏の娘に「朝鮮の新星」の称号…脱北外交官出身韓国与党議員「事実なら後継手続き終わったもの」”. 中央日報. (2023年11月29日) 2023年11月29日閲覧。
^ a b Yoon, John (2022年11月19日). “Kim Jong-un Takes His Daughter to Missile Test Launch” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2023年2月9日閲覧。
^ a b “Kim adopts trappings of royalty as he presents ‘princess’ to North Korea”. Financial Times. (2022年12月3日) 2023年2月9日閲覧。
^ a b Mark, Michelle. “What we know about Kim Jong Un's 3 possible heirs” (英語). Business Insider. 2021年8月6日閲覧。
^ a b ミシェル・マーク「体制は磐石？ 金正恩氏の子どもとされる3人、その謎に満ちた生活」『BUSINESS INSIDER』、2018年1月6日。2023年2月11日閲覧。
^ 「「金正恩委員長の娘キム・ジュエ、国家行事に登場か…妻の李雪主氏が直接ケア」」『中央日報』、2022年9月26日。2023年2月11日閲覧。
^ a b Walker, Peter (2013年9月9日). “Dennis Rodman gives away name of Kim Jong-un's daughter” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2023年2月9日閲覧。
^ “North Korean leader Kim Jong-un's wife makes first appearance in a year” (英語). BBC News. (2021年2月17日) 2021年8月6日閲覧。
^ 「金正恩の娘は真ん中、妹・金与正は群衆の中に…４代世襲メッセージか」『中央日報』、2023年2月9日。2023年2月11日閲覧。
^ a b Mackenzie, Jean (2023年2月9日). “Succession questions raised by presence of Kim’s daughter” (英語). BBC News 2023年2月9日閲覧。
^ 牧野愛博「金正恩氏の娘めぐる動静報道、異例の5回目　中央に座る写真も…親ばか？深謀遠慮？」『朝日新聞グローブ』、2023年2月10日。2023年2月11日閲覧。
^ a b 「「尊敬するお子様」と娘紹介　正恩氏後継者との分析も―北朝鮮」『時事通信』、2023年2月9日。2023年2月11日閲覧。オリジナルの2023年2月10日時点におけるアーカイブ。
^ 辺真一 (2023年2月9日). “第２子の金主愛は「金正恩の後継者」ではない！”. Yahoo!ニュース. 2023年9月21日閲覧。
^ “북, ‘조선의 샛별’ 김주애 신격화 공식 선포”. ラジオ・フリー・アジア. (2023年11月27日) 2023年11月29日閲覧。

表話編歴

金正恩

朝鮮労働党第一書記（2012 - 2016） 朝鮮労働党委員長（2016 - 2021） 朝鮮労働党総書記（2021 - ） 朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第一委員長（2012 - 2016） 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長（英語版）（2016 - ） 朝鮮労働党中央軍事委員会委員長（2012 - ） 朝鮮人民軍最高司令官（2011 - 2019） 朝鮮民主主義人民共和国武力最高司令官（2019 - ）

政略

南北首脳会談
    2018年4月 2018年5月 2018年9月 米朝首脳会談
    シンガポールでの米朝首脳会談
        国際社会の反応（英語版） ハノイでの米朝首脳会談 板門店での米朝首脳会談 露朝首脳会談 中朝首脳会談（英語版） 粛清（英語版）
    張成沢粛清事件 (2013年) 金正男暗殺事件 (2017年) 核実験
    2013年 2016年1月 2016年9月 2017年9月 ミサイル実験
    2012年 2013年 2014年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 朝鮮労働党第7次大会 (2016年) 朝鮮労働党第8次大会 (2021年) 主体思想 先軍政治 金日成・金正日主義 党の唯一思想体系確立の10大原則 2023年露朝首脳会談

選挙

2014年 2019年

著作・演説（英語版）

先軍の旗印をより高く掲げ、最後の勝利を目指して力強く戦っていこう（英語版） (2012)

家族

李雪主 (ファーストレディー) 金主愛 (娘) 金正日 (父) 高英姫 (母) 金与正 (妹) 金正哲 (兄) 金正男 (異母兄) 金雪松 (異母姉) 金敬姫 (叔母) 張成沢 (義理の叔父) 金日成 (祖父) 金正淑 (祖母)

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