イーロン・マスク氏、Xの広告撤退を「脅迫」と反発
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN300WD0Q3A131C2000000/
『【ラスベガス=山田遼太郎】米起業家のイーロン・マスク氏は29日、保有する米X(旧ツイッター)のSNS(交流サイト)への広告出稿を一部企業が止めたことを巡り、「脅迫するなら好きにしろ」と述べた。反ユダヤ主義的ととられかねない自身の投稿を発端とする広告主の動きを批判した。
米紙ニューヨーク・タイムズが開いたイベントに同日登壇した。同氏の言動のほか、不適切な投稿の隣に広告を表示したとの指摘を受け、ウォ…
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『同氏の言動のほか、不適切な投稿の隣に広告を表示したとの指摘を受け、ウォルト・ディズニーやIBMといった米企業がXに広告を出すのを見合わせている。
マスク氏は「広告のボイコットは会社を潰すことになる」と話し、仮にXが倒産すれば批判を受けるのは自身ではなく広告主だと強調した。同じイベントで先に登壇したディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)に壇上から呼びかける場面もあった。
投稿には謝罪
マスク氏は11月中旬にX上で、「ユダヤ人コミュニティーは自分たちがやめてほしいと主張する憎悪を白人に向けている」とするユーザーの投稿に「あなたは真実を言った」と返信した経緯がある。偏見を助長する言動だと批判を招き、米ホワイトハウス報道官もマスク氏を非難する事態となっていた。
同氏はこれを愚かな投稿だったと振り返り「申し訳なく思う」と謝罪した。自身がユダヤ人に敵対的だとの見方は強く否定した。「私は実際にはユダヤ人びいきだ」と語った。同氏は27日にイスラエルを訪問し、同国のネタニヤフ首相らと面会していた。
米新興企業オープンAIのサム・アルトマンCEOの解任騒動を巡る質問にも答えた。原因は知らないとしつつ「ささいなことではないと思う」と述べ、同社が人工知能(AI)開発で大きく前進した可能性があるとの見方を示唆した。
マスク氏は2015年にオープンAIの設立に参画していたが、開発や商業化を巡る路線対立で後に同社と距離を置いたとされる。対抗して23年7月に新会社xAI(エックスエーアイ)の立ち上げを表明した。同社で対話AIを開発し、Xとの連携を進めている。
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竹内薫
サイエンスライター
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別の視点 Xで「いいね」を押した後に、よくよく読んでみると、文脈的にあまり良くないなと気づく。私にも経験があります。特に、いつも「いいね」を押している、馴染みの投稿者の場合、あまり考えずに「いいね」を押してしまう傾向があります。マスク氏の事例を見て、私自身も気をつけようと思いました。全体として、マスク氏が反ユダヤ主義だとは思えませんが、大きな誤解を生んだことは確かで、謝罪とイスラエル訪問により、ダメージコントロールをしていますね。
2023年11月30日 14:46いいね
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