ベトナム、南シナ海で埋め立て進める CSIS報告書

ベトナム、南シナ海で埋め立て進める CSIS報告書
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB262J30W3A121C2000000/

『ベトナムが南シナ海の南沙諸島で浚渫(しゅんせつ)と埋め立て工事を進めている。2022年12月以降、330エーカー(約1.3平方キロメートル)の土地を造成した。米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が、衛星写真とともに公開した報告書で明らかにした。
中国やフィリピンなど領有権を争う周辺国を念頭に、南沙諸島での存在感を高める狙いだとみられる。

CSISによると、ベトナムが12年から22年の間…

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『CSISによると、ベトナムが12年から22年の間に南沙諸島に造成した土地はわずか120エーカーだった。CSISは足元の拡張を受け「中国以外の領有権主張国に比べ、はるかに多くの拡張をしている」とした。

最も大きな拡張が起きているのはカリマンタン(ボルネオ)島との間に位置するバークカナダ礁で、過去1年で210エーカーの土地が造成されたという。ファンビン島(英語名ピアソン礁)などでも工事が実施されている。

同報告書は、現時点でベトナムは浚渫と埋め立て工事に集中しており、インフラ建設は本格化していないとした。一方でベトナムとフィリピン、カリマンタン島の間に位置するナムイエット島では、トンネルなどの予備工事が見られるという。

CSISは、ベトナムが南沙諸島に新たな滑走路を建設するのではないかとの推測にも言及したうえで「滑走路の建設に取り組んでいる様子はなく、現在は陸地面積の拡大に集中している」との見方を述べた。

ロイター通信は26日までに、ベトナム外務省は南シナ海での埋め立て強化について、コメント要請に応じていないと伝えた。』