ハマス、戦闘休止延長示唆 パレスチナ人釈放拡大が条件
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『【フランクフルト=林英樹】イスラム組織ハマスは26日夜、「イスラエルが拘束するパレスチナ人の釈放人数を増やす真剣な努力がなされた場合」という条件付きで、戦闘休止期間の延長を求めるとの声明を発表した。戦闘休止は27日まで4日間の予定だが、イスラエルとハマスは新たに10人ごとの人質解放で休止を1日延ばすことで合意している。
ロイター通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相は26日夜、バイデン米大統領と電話協議し「人質全員の確実な解放に向けて引き続き努力する」ことを確認したという。
イスラエルとハマスは22日、パレスチナ自治区ガザの戦闘を4日間休止し、ハマスが50人の人質を解放することで合意した。条件としてイスラエル側は拘束するパレスチナ人の捕虜150人を釈放する。併せて燃料や食料などの支援物資をガザに搬入することも約束した。
戦闘休止3日目の26日には、人質のうちイスラエル人14人、外国人3人が赤十字に引き渡された。代わりにイスラエル側は39人のパレスチナ人を解放した。イスラエルの医療機関によると、25日までに解放されたタイ人とフィリピン人の人質は順調に回復しているという。
ネタニヤフ首相は26日、10月7日のハマスによる奇襲以降、初めてガザを訪問した。ハマスの地下トンネルを視察し、イスラエル軍の兵士らに声をかけたという。ネタニヤフ氏は「最後までやり遂げるつもりだ。我々を止めるものは何もない」と語った。
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小山堅
日本エネルギー経済研究所 専務理事 首席研究員
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ひとこと解説
関係国の外交努力によって、4日間の戦闘休止が合意され、人質の解放も実施されている。ハマス側は条件付きで、戦闘休止の延長について言及しているが、イスラエルがどう動くか、まだ先行きの展開に予断は許されない。米国バイデン政権と、イスラエル・ネタニヤフ政権の間での調整・議論も続くが、イスラエル国内の世論動向も見ながら、ネタニヤフ首相がどう考えるか、どう動くか、が極めて重要なポイントになるだろう。
2023年11月27日 7:37 』