ドイツ、23年補正予算を編成へ「債務抑制」棚上げも
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR234SO0T21C23A1000000/
※ これも、よく分からん話しだ…。
『【ベルリン=南毅郎】ドイツのリントナー財務相は23日、2023年度の補正予算を組むと表明した。新型コロナウイルス対策で使わなかった予算の転用が違憲となり、当面の財政運営の見通しが立たなくなっていた。財政赤字を抑える「債務ブレーキ」を棚上げし、緊急で予算を確保する方針だ。
来週にも予算案を閣議に提出する。リントナー氏は政府のインフレ対策を念頭に「(財政支出が)憲法上安全な根拠に基づくようにする」と述べた。補正予算案を早急にとりまとめ、連邦議会(下院)に対して緊急事態を訴える。例外的な予算編成と位置付けることで、迅速に資金を確保したい考えだ。
ショルツ政権は財政問題の解決に追われている。新型コロナ対策で使わなかった600億ユーロ(約9.8兆円)を気候変動対策の基金に転用した21年分の補正予算を巡り、ドイツ憲法裁判所が基本法(憲法に相当)に違反すると判断した。独財務省は、新規の財政支出を全面的に凍結し、予算の穴埋めが急務になっている。
ドイツでは基本法で財政赤字を国内総生産(GDP)の0.35%までに抑える「債務ブレーキ」を定めている。巨額の財政出動が必要になったコロナ禍では緊急措置として棚上げしていたが、23年も同様の対応に切り替えて予算を計上する方針だ。実現すれば、債務ブレーキの停止は4年連続となる。
ショルツ政権はウクライナ危機に伴う資源高の影響を緩和するため、高騰するガス・電気料金を抑える巨額のインフレ対策を導入してきた。一連の経済対策では特別な基金を財源に利用しており、違憲判決で資金が滞る事態を回避する。
今回の財政問題を巡っては、24年度の予算成立にも飛び火している。連邦議会によると、予算委員会は同年度の政府予算案の最終採決を中止した。予算審議の日程が未定になり、年内に成立できるか不透明感が高まっている。』