ロシア、フィンランド国境へ難民爆弾投下

ロシア、フィンランド国境へ難民爆弾投下
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/32914938.html

『「難民爆弾」という言葉も、私の知る限りで他所で使っていないようなので、一応、造語としておきます。言葉から内容が推察できると思いますが、難民が流入している国が故意に、対象国の国境に難民を誘導して、難民による経済的な対象国の混乱を狙う戦術です。国同士の諍いでは無いですが、アメリカの州同士で似た混乱が起きています。アメリカのロスアンジェルス・シカゴ・デンバー・フィラディルフィア・ニューヨークなどの都市は、市長が民主党で、「難民ウェルカム」という政策と取り、聖域都市という仰々しい名前で呼ばれています。それに対してブチ切れた、実際にメキシコと国境を接している南部の州が、「そこまで情け深いなら、不法入国した難民を送ってやっから、面倒みてやれや」と、不法移民をシャトルバスで、それらの都市に送り付けて、置いてくるという処置を行いました。

まぁ、結局のところ、難民が直接流入してこない北部・中部だから、「難民ウェルカム」なんて言っていられるわけで、南部州の共和党の政策を口汚く批判していた、これらの都市には、毎月数千人単位の不法移民が送りつけられ、対策費で市の財政がパンクしそうになっています。市の条例で、彼らに対して、生活の保証をする事を決めてしまっているので、自国民のホームレスや生活困窮者がいるにも関わらず、こうした不法移民が優先して救済されるというおかしな事が起きています。普通、難民が正当な理由を認められて、アメリカの市民権を取得するには、年単位の時間と、それなりの費用が必要なのですが、そういう手続をすっ飛ばして、直ぐに与えるのが、最近では「素晴らしい」とされています。

本来、難民の定義というのは、厳格になされていて、超法規的に国籍の付与が認められる為には、事実の確認が必要です。「人種、宗教、国籍、政治的意見または特定の社会集団に属するという理由で、自国にいると迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れ、国際的保護を必要とする人々」と定義されていて、単なる出稼ぎとか、福祉が手厚い国の保護を受けたいというのは、難民とは呼びません。なので、場合によっては年単位の確認作業が必要で、ノルマを決めて「◯万人受け入れろ」とかやる対象ではありません。

ところが、一昔前のドイツみたいに、無制限に受け入れるのが「正義」みたいな風潮が広がり、ガンガン受け入れた結果、国の中に別の国ができる結果になっています。今回、イスラエルとアラブ諸国が衝突していますが、欧州各国、アメリカ、カナダで、イスラム系移民の抗議行動は、騒乱一歩手前にまで高まりました。考えなくてはいけないのは、彼らは、受け入れ国とは、違った社会規範と価値観で育った人々であり、国家分断の種にもなりうるという事です。

アメリカの民衆党が、無秩序に難民受け入れを主張している訳は、彼らが市民になれば、恩を売った自分たちに投票してくれる票田になるからです。それと、安い賃金で文句を言えない労働者、いわゆる国内奴隷が欲しい実業家の要望も汲んでいると言われています。つまり、「人道的配慮」を無視できない仕組みのある場所にとって、難民を受け入れると、政治的にも経済的にも実利がある人々がいるという事です。難民の手当は、どのみち国費や公費で行うので、自分の懐は傷めずに、実利だけ得る事ができます。負担は税金を払う全ての人に分散させて、それがもたらす利益だけ得る事ができます。難民受け入れ一つを取っても、きっちり損得勘定が働いています。善意だけで、やってません。

で、自国民の人権すらスラブ人以外は意にかけないロシアにとって、人権国家を標榜しているフィンランドへ難民を送りつける事は、相手にとって圧力をかける事になるわけです。難民爆弾というのは、こういうロジックで、難民を相手の国を弱める為に使う武器として使う戦術です。ロシアとフィンランドの国境は、とても長いので、越境しようと思えば、不法入国できるポイントはあります。この戦術は、フィンランドだけではなく、いわゆるバルト三国に対しても行われています。つまり、人を武器に変えるのが、今の戦争という事です。』