4日間の戦闘休止 人質50人解放へ イスラエルとハマス合意
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231122/k10014265651000.html
『2023年11月22日 16時06分
パレスチナのガザ地区でイスラム組織ハマスの人質となっている人たちの解放に向けた交渉をめぐりカタール政府は22日、イスラエルとハマスが、4日間、戦闘をやめることと引き換えに、ガザ地区で拘束されている50人の人質を解放することで合意したと、発表しました。今後、合意が着実に履行されるか注目されます。
目次
カタール政府の声明内容
バイデン政権高官 “50人解放は第1段階”
イスラエル軍は21日、ガザ地区北部の難民キャンプでハマスの戦闘員が潜んでいるトンネル3か所を攻撃したと主張するなど攻勢を強めています。こうした中、カタールなどが仲介するハマス側にとらえられた人質の解放に向けた交渉をめぐり、イスラエルなどのメディアは22日、ネタニヤフ政権が閣議で交渉内容を承認したと伝えたほか、ハマスもSNSに「人道的な停戦の合意に達した」と投稿していました。カタール政府は22日、イスラエルとハマスが、4日間、戦闘をやめることと引き換えに、ガザ地区で拘束されている50人の人質を解放することで、合意したと、発表しました。戦闘を休止する時刻は24時間以内に発表されるとしていて、ハマスが人質を解放する代わりに、イスラエルの刑務所に収容されている一部のパレスチナ人も解放されるとしています。ガザ地区では戦闘が続いていて、今後、合意が着実に履行されるか注目されます。
カタール政府の声明内容
カタール政府は22日、外務省を通じて、イスラエルとイスラム組織ハマスが、4日間、戦闘をやめることと引き換えに、ガザ地区で拘束されている50人の人質を解放することで合意したと発表しました。
今回の合意による戦闘休止の開始時刻は、今後24時間以内に発表されるほか、戦闘休止の期間について4日間から延長される可能性もあるとしています。
また、今回の合意には現在、ガザ地区で人質となっている50人の女性と子どもの解放と引き換えにイスラエルの刑務所に収容されているパレスチナの女性と子どもを解放することも含まれているということです。
さらに戦闘の一時的な休止によって、燃料を含む人道支援に必要な多くの物資をガザ地区へ運び込むことが可能になるとしています。
バイデン政権高官 “50人解放は第1段階”
アメリカのバイデン政権の高官は21日、日本時間の22日朝、人質の解放に関する交渉が最終段階にあるとして、これまでの経緯や今後の見通しを明らかにしました。
この高官はイスラエルとハマスのあいだでは、人質のうち、女性と子どもあわせて少なくとも50人をハマスが解放する方向で最終的な調整が進んでおり、人質は4日から5日かけて解放される見通しだと説明しました。
この高官によりますと少なくとも50人は、あくまで「第1段階」での解放で、ハマスがさらに人質を解放すれば、戦闘を休止する日数が延長されるとしています。
そのうえで合意の内容は、合意から24時間がたって以降に実行に移されるとし、人質の解放は現地時間の23日に始まるという見通しを示しました。
また戦闘の休止についてはガザ地区全域のほか、イスラエル軍とイスラム教シーア派組織ヒズボラが戦闘を繰り広げるイスラエル北部のレバノンとの国境地帯でも行われることを期待しているとしています。
さらにこの高官は「戦闘の休止によって人道支援のための物資の搬入が大幅に増えることを望んでいる」と述べました。
一方、今回の合意では、イスラエル側もイスラエル国内で収容しているパレスチナの囚人を釈放すると説明しましたが、詳細はイスラエル政府が発表すべきだとして、具体的な言及は避けました。』