権力闘争の真っ最中? ゼレンスキー大統領が軍上層部に政治に干渉するなと警告
https://grandfleet.info/european-region/in-the-middle-of-a-power-struggle-president-zelenskiy-warns-military-leaders-not-to-interfere-in-politics/
『ゼレンスキー大統領は「戦争を指揮する将軍が軍人としてではなく政治家のように振る舞うのは大きな間違いで、ウクライナ軍上層部は政治に干渉すべきではない」と警告、自身よりも国民人気が高い「ザルジニー総司令官」のことを指した発言である可能性が高い。
参考:Зеленський закликав військове керівництво України не втручатися в політику: Це помилка, якщо на передовій поводитися, як політик, а не як військовий
本当に嫌な話ばかり出てくるウクライナの政治事情
The Sunのインタビューに応じた中でゼレンスキー大統領は「ロシアは我々の政権打倒を諦めておらず、最新の作戦名は「マイダン3」で年末までに大統領を交代させることが目標だ。恐らく暗殺以外の方法で大統領の交代を狙っており、連中は可能な限りあらゆる手段を行使してくるだろう。しかし我々はそれに耐えることができる」と述べて注目を集めたが、ウクライナメディアのCensor.NETは21日「Sunとのインタビューの中で戦争を指揮する将軍が軍人としてではなく政治家のように振る舞うのは大きな間違いだと述べた」と報じている。
出典:Головнокомандувач ЗСУ
ゼレンスキー大統領は「軍人が明日から政治家になるのは彼らの権利だ。但し、政治や選挙を念頭に戦争を指揮すれば『発言』も『前線』でも軍人としてではなく政治家のように振る舞うことになり、これは間違っていると思う」と述べ、誰のことを指した言及かは不明なものの、一般的にはゼレンスキー大統領よりも国民人気が高い「ザルジニー総司令官」のことに言及している可能性が高い。
他のウクライナメディアも「ゼレンスキーとザルジニーの関係が冷え込んでいる」「Economist紙の記事についてゼレンスキーは何らかの反応を示すべきだったが政治的な理由でそれが出来なかった」「国民人気が高いザルジニーを今直ぐ解任すれば潜在的な政治家としてのキャリアに大きなボーナスつく=ウクライナ軍の問題を指摘して解任されたという反ゼレンスキーの色がつくという意味」「ザルジニーが選挙に参加するという可能性は全ての計画を狂わせるだけのインパクトがある」と報じている。
出典:Олексій Арестович
ザルジニー本人は政治に興味はないと述べているが、ゼレンスキー大統領はTIME誌の取材に「(侵攻初期の危機を切り抜けて前線が東部や南部に限定されたことで)キーウに政治闘争が戻ってきた」と、今年1月に大統領府顧問を辞任したアレストビッチ氏も「もう自由に喋ることができる。キーウ内部は権力闘争の真っ最中だ」と述べたことがあり、ゼレンスキー大統領にとってザルジニー総司令官は「有能な指揮官」ではなく「排除すべき政敵」と考えているのかもしれない。
関連記事:ウクライナメディア、ゼレンスキーとザルジニーの関係は冷え込んでいる
関連記事:米タイム誌、大統領の頑固さがウクライナの柔軟性や選択肢を狭めている
関連記事:ザルジニー総司令官が反攻作戦の評価に言及、私が間違っていた
関連記事:ウクライナ側が否定するTIME誌の記事、記者は現大統領顧問が情報源と示唆
関連記事:Economist紙、反攻作戦の失敗を認めないと同じ結果を繰り返すだけ
関連記事:ウクライナの二転三転する政権人事、レズニコフ国防相の解任問題を先送り
※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
シェアする
ツイートする
Twitter で
Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it
投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 2 』